リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

漫画「日本の月はまるく見える」史 セツキ作

たまたま誕生日に本屋さんをパトロールして見つけたこの漫画。 自分へのプレゼントにうってつけの作品でした。 https://jp.mercari.com/item/m29665222312?afid=6726038533 今の中国ではBL漫画家は表現を制限されていることや、親が子どものお見合いを情報交…

祖母姫、ロンドンへ行く!(椹野道流著)

しっかり連休はコロナに感染して引きこもっていた訳ですが、元気な時にこれを借りておいて本当に良かった。 どこにも行けない部屋の一室で、まさかのロンドンの最高級ホテルに泊まる体験ができるとは! 祖母姫が素敵なのはもちろんのこと、出てくる人がみん…

バイエルの謎(安田寛著)

バイエル教則本は黒柳徹子さんの「窓際のトットちゃん」と並ぶほど日本で普及している本らしい。 私の子供の頃もピアノといえばバイエルでした。 だから、80年代後半から起こった「バイエルなんかドイツじゃ誰も知らない」「バイエルなんか実は実在していな…

本・先生のお庭番(朝井まかて著)

長崎の出島で,そのあまりの可愛さに興奮冷めやらぬ日々でしたが、まちライブラリーでたまたま手に取った本がまさにその出島が舞台! 出島って学生時代に歴史の教科書で絵を見た記憶があるけど、実際に行ってみるとその小ささにびっくりした。 10分くらいで一…

長崎旅・3日目 ハウステンボス

2日目の午後に長崎からハウステンボスに移動して夜のイルミネーションを楽しみました。 子どもたちが下調べして乗りたがってた3階建てのメリーゴーランドはかなり可愛かった。 お花の香りと映像を楽しむアトラクションもリカちゃんが映える。 意外なことに…

長崎旅・2日目 原爆資料館

長崎の原爆資料館は入り口から螺旋状に下に降りていきながら時間が過去に戻っていく作りになっています。 (あぁ、ここで私が生まれたな) と、確認しながら1945年に戻っていきます。 入り口にはたくさんの新しい千羽鶴がありました。 雨模様の朝の時間から…

長崎旅・1日目 出島

父と母の金婚式のお祝いを兼ねて父の大好きな長崎に行ってきました。 年始早々、心が痛い災害や事故が相次いでいますが、孫たちも連れた一族の旅をとても楽しみにしてくれていた両親とみんなで行けて良かった。 路面電車が簡単に安くいろんなところに連れて…

続・窓際のトットちゃん(黒柳徹子著)

黒柳徹子さんやお母さんのエッセイはこれまで結構読んできたし、正直言っていまさらトットちゃんの続編まで読まなくてもいいかなぁと思ったりしてました。 でも、今日本屋さんで「あとがき」を立ち読んだら(これは買わないとアカンやつや)と直感。 買って…

広島2日目・広島市内

朝はホテルの窓から日の出を拝んでスタート! ここからはリカちゃんの写真はないですが 駅前のビルで目の前で広島焼きを焼いてもらう。 チチヤスヨーグルトは広島の会社なんですね。 チチヤスサワー美味しかった! 平和資料館で佐々木禎子さんの折った折り鶴…

広島旅1日目・宮島

良いお天気で、宮島はどこを切り取ってもリカちゃん映えスポットでした。 唐突に現れる鹿も奈良に比べるとおっとりしてる感じ。 たまたま見つけたこちらのお店の焼き菓子はすっごい美味しかった! ずずぃっと入って行くとオズオズ出てくるワンちゃんも相当可…

キモノムジン行ってきました!

谷町六丁目に無人の着物屋さんが出来たと聞いて、リカちゃん連れて行ってきました! (インスタで撮影許可は事前にいただきました) 価格帯はほとんどが千円から! しかも保護犬や保護猫の支援に売り上げの一部が使われるそうです。 お財布と動物の両方に優…

オープン長屋 in 南田辺

初めて南田辺駅周辺に行って来ました。 地下鉄「田辺駅」徒歩0分の須田画廊さんで「この週末は近くでオープン長屋のイベントをしている」と聞いて早速歩き出す。 途中のこの公園も、すごく雰囲気がある。 お目当ての長屋の外観です。 今回は見れなくて残念で…

本のある空間採集(政木哲也著)

この本を抱えて日本中の個性的な本屋さんを巡りたい! 買って夢中で読みました。 とにかく紹介されているどの本屋さんも素敵で、行ったことのある本屋さんは(そうそう!まさにこんなお店!!)とまた行きたくなるたまらない本です。 なんと懇意にしていただ…

あふれでたのはやさしさだった(寮 美千子著)

姉から送ってもらって本棚にずっとあったこの本。 奈良少年刑務所が星野リゾートに買われて監獄ホテルとして再生するというニュースに触れて本棚から出して来てみた。 本当にたくさんの人に読んでほしい。 言葉が力を持つのは、心の近いところからやっと絞り…

せかいでさいしょにズボンをはいた女の子(キース・ネグレー作)

いつもは着物を着せる沼ですが、今夜はズボンでこの本をご紹介。 この女の子のモデルになったメアリー・エドワーズ・ウォーカーは1832年生まれ。 ズボンを履いていることを理由に、何度も逮捕されますが1919年に87歳で亡くなるまで女性の選挙権と、好きなも…

暖簾(山崎豊子作)

大阪在住者としてはこの船場商人の物語はどこかで読もうと思っていた。 長い間本棚で眠らせていたのに、ふと手に取ってページを開いた途端、大阪の商売人魂が覚醒したように流れ込んできた。 初めて書いた小説なのに、すでに貫禄すらある山崎豊子さんの筆の…

文学キョーダイ(奈倉有里✖️逢坂冬馬)

今年ももう残すところ2ヶ月足らず。 ブログを書いておかないと、すぐ忘れてしまうので、長い間眠らせてたブログを「リカ活動家の日々のこと」として再始動することにした。 で、今日読み終わったのがこちら。 この2人が実は姉弟だと知って日本ペンクラブの企…

英会話最後の日と「長期的主義」

今日は何年か通っていた英会話の最後の日でした。 このところ会社の業績が振るわず私しか使っていない英会話チケットという福利厚生?を更新するのも心苦しい今日この頃でしたが、とうとう上司からも「もうちょっと業績が上を向くまで更新は待ってほしい」と…

映画「ウィ、シェフ!」(ルイ・ジュリアン・プティ監督)

少し以前に観たのですが、大阪はシネリーブル梅田で今月で終わってしまうかもしれないみたいなので、見逃している方は是非! 最近のフランス映画は「オートクチュール」とかもそうだけど、こういう移民や地域格差とフランスのファッションや料理と言ったもの…

本「外国人労働者・移民・難民ってだれのこと?」(内藤正典著)

なんのこっちゃな写真ですが(笑)この本を今日、読み終わりました。 だいぶいろんなことが整理された。 「少子化なんだから外国人いれなきゃ日本は先細りでしぼむしかない」 「外国人が増えると治安が悪くなる。違法滞在の人は出て行ってもらうしかない」 …

言い訳と再開

前回の投稿から恐ろしいほど時間が空いてしまいました。 まぁ、言い訳させてもらうとリカちゃん人形に着物を仕立てることにハマりすぎて他に手が回らなくなっていたのです。 そして、インスタも始めてしまってもう楽しくて楽しくて… https://www.instagram.c…

映画「生きる」(寺田和弘監督)

お知り合いが観て、とても感動したと、鑑賞券をプレゼントしていただいたので観てきました。 12年前のあの津波で、我が子を奪われた親たちの、裁判記録映画。 すぐ裏の高台に一分で登れるのに、なぜ地震発生から一時間近くたって到達した津波で我が子の命が…

本「古くてあたらしい仕事」島田潤一郎著

昨日は誕生日だったので自分に本を買った。 ちょっと前に誰かが紹介していて気になっていた上に、黄色い帯に推薦文を載せている2人がとても好きな作家だったことが背中を押した。 読み始めたらもう最後まで止まらなくなった。 こんなにも「なぜ私は本を読む…

細雪 上巻 谷崎潤一郎著

昨日「大阪の日本画」展を中之島美術館まで見に行き興奮が冷めやらぬうちに「細雪(ささめゆき)」を。 戦前、大阪が大大阪と呼ばれた時代の雰囲気を感じる作品です。 4姉妹のはんなりした関西弁と性格の緻密さにあっという間に上巻を読み終わる。 若い頃、…

名古屋といえば

名古屋といえば帯が連想されるほど、短期間で着物に魅せられております。 とうとうメルカリで一目惚れした名古屋帯を自分のために買ってしまった。 だって昔はみんなサラッとこれ着て普通に生きてた訳で、大正デモクラシー期の女たちの本を読み漁った昨年を…

引き返す勇気

このところリカちゃん和装沼にハマったおかげで針を持つことが増えました。 昔、近所のおばちゃんに教えてもらったアレコレが改めてよみがえる。 例えば「針は落としたらすぐ探す。知らんと踏んだらそのまま血管通って心臓に突き刺さって死ぬ」と脅されて震…

そうだ田辺に行こう

年末にタイルと台湾飾り窓をモチーフにしたオブジェの展覧会で2回通った大阪・田辺にある須田画廊さん。 オーナーの須田さんの着物が素敵だったことが、その後の私の「リカちゃん和装」のきっかけでした。 今回は気になる本屋さんが田辺にあると知って、思…

リカちゃん人形が衣裳持ちに

コロナ禍で何年も会えていなかった中学の友達と久しぶり会った年末。 私の作ったリカちゃん人形の着物を見せたら、やっぱり手作り好きの彼女から琉球紅型のプリントされた端切れを分けてもらいました。 張り切って着物を仕立てたら次は帯。 これまたお世話に…

2022年に読んだ本たち

今年は自分としては戦前戦後を生きた人の本を読んだ1年でした。 このブログのおかげで辿れるのでまとめておく。 まず元旦に購入した朝井まかての「落葉」明治天皇が江戸に入るところから始まる時代背景を緻密に調べて書かれた娯楽小説で、明治と大正の境目の…

チロリアンテープで帯

今年は早めに帰省しています。 夜なべして88歳のおばちゃんと針仕事。 私が着物を作る横でささっと腰巻きを縫ってくれました。 今年この燕のチロリアンテープに出会ってからずっと作りたかったお着物。 初めてにしてはなかなか満足なお仕立てとなりました。 …