リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

漫画

心の居場所になれたら(廣瀬久子作)

4月からうちの子は学童の最高学年になった。 入学式の前から保育園を卒園した子たちは学童にくる。 初日に「1年生はどうやった?泣いてなかった?」と聞いたら「泣いた子もおるわ。ずっとおんぶして言うてくる子もおる。ダンスもしたいからおんぶしながらダ…

漫画「日本の月はまるく見える」史 セツキ作

たまたま誕生日に本屋さんをパトロールして見つけたこの漫画。 自分へのプレゼントにうってつけの作品でした。 https://jp.mercari.com/item/m29665222312?afid=6726038533 今の中国ではBL漫画家は表現を制限されていることや、親が子どものお見合いを情報交…

漫画「正反対な君と僕」(阿賀沢紅茶作品)

わたしは青春漫画がいくつになっても好きですが、このところイチオシなのはめずらしくジャンプコミック。 1巻を読んで大変可愛い主役のふたりに満足してたら新刊の2巻は脇役メンバーもいい感じ。 これ、ちょっと捻くれた人も、いびつな人も、みんなあったか…

漫画「同居人はひざ、時々頭のうえ。」(原作 みなつき 作画ニッ家あす)

こどもの習い事待ってる間にサクッと2巻まで。 そんなに猫好きでは無いですが、周りには猫好きの友人が多いわたし。 この漫画嫌な人は出てこないし、優しい気持ちになれるし、よかったです。 続きが気になるなぁ。

漫画「海が走るエンドロール」(たらちねジョン作)

3巻出たので早速読む。 このところかなり好きな作品です。 小さい頃や若い頃は大人は安定して完成している存在だった。 自分が大人になってみるとそうでも無くて、誰と過ごすかとか、何を好きかとかはあんまり年齢や性別という属性とは関係なくなってくる。 …

漫画「スプートニク」(海野つなみ作)

コロナ禍の悲哀も盛り込みつつ、地味に機会をうかがったり、新しい企画にワクワクさせられたりしながら、追加オプションのようにほのかにトキメキも挿入してある。 とても、海野つなみさんワールド健在の新作。 介護も出てきてよりリアルな「逃げ恥」のその…

漫画「女の子がいる場所は」やまじえびね作

前から気になってきた一冊をやっと読めました。 後書きを読んで最後の一編を読み終えたら涙腺が決壊してしまった。 「わたしにしか描けないものが描けるかもしれない」と新しいものに挑戦する作者が素敵だし、「女性差別を受けている海外の女の子たちの日常…

本「漫画でわかる!認知症の人が見ている世界」

数年ぶりに会った大学時代の後輩に「昔、tototomotonさんが「私の知識の9割は漫画やからな」と言ってて驚いた」と言われた。 我ながら言いそうな事ですが、中年になった今も相変わらずいろんなことは漫画でインプットしています。 先月末に救急搬送で入院し…

漫画「吉祥寺少年歌劇」(町田粥 作)

この漫画すごいと思う。 宝塚歌劇をベースで面白い漫画はある。 でも完全フィクションでこれを作れるのはすごい。 単純に男版タカラヅカって感じでもない。 青春群像がまぁ心地いい上に、画力がすごいのであらゆるジャンルのイケメンが揃うエンタメ要素も兼…

漫画「マッドジャーマンズ」(ビルギット・ヴァイエ作)

かつて東ドイツに、モザンビークから多くの若者が「社会主義の兄弟国」という理由で働きに行っていたことを、この作品で始めて知った。 1989年のドイツのベルリンの壁の崩壊した時、私はまだ子どもだった。 それでもなんとなく海を渡ってくるポジティブな風…

映画「わが青春つきるとも」

戦前に治安維持法で24歳で命を奪われた伊藤千代子の生涯を描いた「わが青春つきるとも」を観てきた。 正直言って前半は、むかし学校で見せられた教育映画(と言うジャンルがあるかは知りませんが)的な印象で、言ってしまえば説教くさい演出に残念な意味でド…

漫画「ぼくのお父さん」矢部太郎作

わたしはお笑いに詳しくないのでこの作者の人は芸人さんとしてというよりも「大家さん」の漫画を描く人としてしったのですが、先日この人が書いたある漫画の書評を読んで、とても豊かな子ども時代を過ごした人なんだろうなと思った。 で、お父さんのことを書…

漫画「ハートストッパー」(アリス・オズマン作)

前回に引き続きハートストッパーについて沼の中からお伝えします! てか、もうドラマ化の影響もあって英語圏ではヤングアダルト部門の一位になったり、ネットフリックスで見られてるドラマの5位になったりして旋風は私が沼をかき混ぜなくてもじゅうぶん吹い…

Heartstopper

ネットフリックスで始まったイギリス発のドラマ「ハートストッパー」沼にはまってます。 m.youtube.com 原作の漫画も無料で英語版を作者がアップしてくれているので最新作まで読み進めました。↓ www.webtoons.com さらにどうしても紙版も読みたくて、谷町六…

「異国日記 第9巻」(ヤマシタトモコ作)

買ってくるように相方に頼んでいた「異国日記」の新刊! 早く読みたくて帰宅した相方の鞄をひったくりに玄関まで行ったら、「玄関までお迎えにいくの初めて見た」と、こどもに言われました。 それほどまでに読みたかった。 こんなに静かに、真っ当に、怒りを…

「大邱の夜、ソウルの夜」(ソン・アラム作)

映画がこれほど面白い韓国で、漫画が面白くない訳はないと前から思っていた。 とても個人的な話なのに、あまりに普遍的だからあぁ、ここにも確かなオンナの連帯があるとじんわり思える。 ヒリヒリした部分を隠したり晒したりする2人の女(ホンヨンとコンジュ…

ぬくとう君は主夫の人(磯谷友紀作)

この作者の作品は「ながたんと青と」という漫画を以前にも紹介したことがありますが、こちらもとても良かった。 あとがきで「打ち合わせの時に編集さんが「女性の生きづらさはもちろん、男性のつらさもあわせて描けたらいいですね」とおっしゃっていたことが…

ニューヨークで考え中(近藤聡乃作)

前に「ダンス・ダンス・ダンスール」を投稿したときに、世界に目を開かせてくれる漫画がもっとあっても良いと書いて思い出した。 ニューヨークといえば近藤聡乃さんが綴るこの作品。 それはもう確かな画力もさることながら、わたしはこの人の文字がとても好…

ダンス・ダンス・ダンスール(ジョージ朝倉作)

もう22巻ですがこんなに長く続いてても失速しない! それどころか、どんどん面白さが加速する怪物漫画です。 バレエ漫画としても面白い。 すごく取材を重ねて作られているんだろうなと思います。 コロナでなかなか外国に行くことができない今だからこそ舞台…

漫画「異国日記」(ヤマシタトモコ作)

昨日、今年の公立の医大の受験合格者の比率が歴史上初めて男女で入れ替わって女子の方が多くなったと言うニュースを読んで、この漫画を再読した。 これは最新刊の8巻だけど、確かこの前巻に、東京医科大学の受験で男子受験者が優遇されていたニュースを知っ…

漫画「ひらやすみ」(真造圭伍作)

子どもの頃に一生分の立ち読みをし尽くしたので、今は書店パトロールで見つけた良さげな漫画は漫画界への恩返しだと思って購入することにしています。 この作品はなんか気になったけどちょっと絵柄は好みじゃないかなぁとスルーしかけましたが、帯に書いてあ…

漫画「日本の歴史 第15巻(明治前期)」

講談社が発行した「日本の歴史シリーズ」を全巻揃えた2020年。 本棚に並べたものの、我が家の娘さんたちは今のところあんまり興味を持ちません。 で、前回紹介した「落陽」で、私が突然明治に興味が湧いたので15巻(明治前期)から読んでみた。 明治前期は見…

漫画「ながたんと青と」(磯谷友紀作)

昨年末は京都に2回も行った京都好き。 ということです京都といえばわたしが今おすすめの漫画がこちら! 「ながたんと青と」は今7巻まで出てます。 戦後潰れかけの旅館を立て直そうとする、戦争未亡人で料理人の主人公と、新しく夫になった大阪人の大学生の…

漫画「しあわせは食べて寝て待て」(水凪トリ著)

この漫画はとても好きな作品です。 既に2巻まで出てます。 機嫌良く、健康に、バランスを保って生きることが難しい社会で、 試行錯誤と工夫をしながら、人との繋がりの中で日々をつなげていく主人公に、共感します。 一年の初めの時期だからこそ、何を食べ…

漫画「ちはやふる第47巻」(末次由紀著)

この漫画の面白さをあえて書く必要もないですが、すごいのは毎巻ハッとするエピソードがあって、47巻も続いてるのに全然熱量が落ちないこと。 今回の巻で私が一番印象に残ったのは百人一首の読手として名人が心酔する元クィーンの山城さんのエピソード。 ど…

漫画「メタモルフォーゼの縁側」

メタモルフォーゼの縁側 最終巻が発売されました。 もうこれは本当におすすめ中のおすすめです。 ここまで伝えたい言葉を探す時間を漫画の中で再現できるってすごいと思う。 心に寄り添う様なこまわりと描写があるから、主人公が言いたいことを伝えられた時…

<敵>と呼ばれても(ジョージ・タケイ著)

やっと大統領選挙の結果が出ましたね。 連日投票もできない他国の大統領選挙の速報が報道されることに、ちょっと食傷気味の人もいたかと思う(日本だって国会が始まってるのに)。 それでも当選が決まって、アメリカに住む多くの友人たちの喜びの投稿をSNSで…

スキップとローファー 第4巻

スキップとローファー 皆さま、4巻出てます! と言う事をお伝えしたいがための更新です。 巻を重ねても失速しないどころか、よりキュンキュンします。 でもわざとらしくない。 4巻もおススメですがネタバレすることは書きませんのでぜひ お買い求めください…

思い、思われ、ふり、ふられ

思い思われふりふられ (☆ネタバレありなので観に行くつもりの方、読むつもりの方はご注意を!) 前回の投稿で書きましたが私はすれ違いがあり得ないほど勃発する少女漫画が好みなので、「思い、思われ、ふり、ふられ」(全12巻)は連載中からチェックしてい…

青の花 器の森 5巻

青の花 器の森 はぁ~待ちに待ってた5巻が昨日発売されました。 ほんとに小玉ユキさんの漫画はどれも好きだけど、この焼き物漫画はたまらん! 波佐見焼とか伊万里焼とか見るために旅行したくなります。 新刊が発売されるとネット上で1巻まるごと無料で読め…