リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

2019年末に思うこと

気づいたら更新が一か月滞ってた。

なんでも習慣にするって難しいものですね。

 

もう、年内はこれが最後になるかもですが、映画に関して言えば2つニュースが印象に残った年でした。


ハリウッドで「イングリッシュ・ペイシェント」「華氏911」「グッド・ウィル・ハンティング」など多くのヒット映画を生み出した大物プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが多くの女優にセクハラしていた事実が発覚し、「#metoo(=私も被害者だ)」がムーブメントに。

12月11日に2500万ドル(2億円以上!)の支払いで和解が成立したと報道されていた。

お金の額よりもなによりも、勇気ある告発に多くの有名俳優たちが声を上げただけじゃなく、一般の女性もmetooとつぶやいて広がった運動であることに胸が熱くなります。

 

そして今年はアジア系の俳優でキャストがほとんど構成された「クレイジー·リッチ·アメリカン」というハリウッド映画がヒット。
映画自体はよくあるラブストーリーですが、これまで長年アメリカではアジア系の俳優が「representative matter(=アジア系俳優が主役にキャスティングされないことに対する問題提起)」を続けてきた結果が生み出した作品ともいえる。

モデルマイノリティ(模範的な少数派)とアメリカ社会で言われてきた「文句を言わないアジア系」という殻を打ち破り、たくさんのアジア人俳優がいま活躍している背景を知ると、ちょっと劇場で違う意味でジーンとしながら観てしまった。

 

翻って日本では日本共産党の田村智子さんの国会質問に端を発して政府主催の「桜を見る会」の私物化が問題になっている年の瀬。

田村さんは先日取材に「あるマスコミの方から「毎年取材して、年々豪華になっていく桜を見る会を知っていたのに、問題意識が持てなかった」と言われた」と語っていた。

 

感覚がマヒして続いていくおかしな慣例や忖度も、誰かの告発や長い闘いの先に、その醜さがみんなに伝わる時がくる。

ある時、点がつながって線がうねりだす瞬間が来る。

 

そんな明るい部分を見逃さす、いい映画も見逃さない、そんな2020年にしたいと思う。

みなさまも忙しい12月ですがご自愛ください。

 

そしてよいお年を!

 

来年はもうちょっとブログも更新することを抱負にします。