今回の新型コロナの影響で、いつになく一緒にいることが多くなり、パートナーのことで気づいたことがある。
普段は家ではあまり話をせず存在感のない男ですが、なぜかパンダやクマや昆虫の番組をみているときは、うるさい。とても、うるさい。
家にいることが多いので花でも愛でようと思い、やつが買い出しに出るたびに「花を買ってこい」というものの、いう事を聞かない。
「そんなもん、何の役にたつねん?」と口ごたえしてくる。
(そんなこと言うたら、アンタの着とるそのシャツの襟は何の役に立つねん?しかも花柄やんけ!(播州出身者です。すいません))と、言いたくなるのをグッとこらえる。
コロナ離婚が話題ですが、確かに今回の新型コロナ禍は色々と家族について考える機会になりそうです。
で、前置きが長くなりましたが「おとなの事情、こどもの事情」という映画をご紹介。
主役の男の子が可愛くて見始めましたが、じんわり家族を考えられるいい作品でした。
家庭内で肌の色が違う事はこんな風に影響するのだなぁと思ったり。
ニューヨークとその他の地域の比較も面白かった。
アメリカにいた時に、ある白人のママ友に「どうしてこの町に引っ越してきたの?」と聞いたら、「前の町はtoo white(白人ばっかり)だったから、子どもに多様性を経験させたくて」と言われて、(こんな表現があるのか!)と驚いたことがあったけど、今回の映画でも結構、いろんな場面で肌の色が語られてて面白い。
ただし、お話はよかったけど、このタイトルはどないかならんかなぁと思って原題を調べたらLittle Boxesだった。
(どういう意味かな?)と調べたらマルビナ・レイノルズという1900年サンフランシスコ生まれの女性シンガーソングライターの歌のタイトルだった。
中産階級の郊外のおうちがたくさん並んでる様子をLittle Boxesと歌ったらしい。
彼女は反戦運動やなんかでピート・シガーらに出会い、40歳過ぎてからUCバークレー(私のかつて住んでいた町の大学!)で音楽理論を学びなおしている。
なんかちょっといい感じの歌だった。
映画を観るって、そこから先にもいろんなことが広がっていく面白さがある。
とはいえ、日本語タイトル・・・どうしたもんかねぇ。