ツイッターで絶賛されてるのを見かけたので、本屋さんで見つけてさっそく買いました。
開いてみたら漫画だった。
あっという間に読めるのに、ものすごく中身が濃い。
著者の田房永子さんと私はほぼ同世代で2名の子供がいて、たぶん保活の時期も、重なっている。
都市部在住なことも共通点。
こうなってくるとほんとに隣で子育てしてる人の気持ちを聞いてるような気持になるし、自分の中の矛盾にも気づく。
同時にみんな大変で、具合悪いことがあるならそれはもう社会のシステムが変化に追いついていないのだという当然の主張に胸がすっとする。
男社会のせいと帯にはあるど、敵は「男」でも「女」でもなく、それを固定化して押し付けてくる社会構造にあるという視点がちゃんと貫かれていている。
これから大人になっていく女の子を育てる親としてはもっと真剣に痴漢被害をなくすことを考えていかないといけないと思った。
若くてオンナだということが「弱さ」に変換されてしまうような社会は、きっと誰も幸せにしない。