実はウッディ・アレンの映画って初めて観た。
ギリギリまで観ようか悩みましたが、あの早口のティモシー・シャラメをどんな風に字幕で追いかけてるのか興味があって飛び込みました。
さすがに、アメリカで今ときめいている若者3人(ティモシー・シャラメとエル・ファニングとセレーナ・ゴメス!)を贅沢に起用して、さらに舞台はニューヨークときたら退屈はしない。
とはいえ、これ以上長い映画だったら、私はしんどかったかも。
女の子や若い子の扱い方も、というか人間全般の描き方が、単純に私の好みではない。
これがウッディ・アレンの世界だと言われてしまえばそうなんだろうけど、「全部わかってやってますよ」的なスタンスが全体をおおっているのが鼻につくというか・・・。
まぁ完全に好みの問題です。
オシャレな映画だし、人がたくさんのBC(コロナ以前)のニューヨークには出会えるし、とにかく主役の3人は美しいです。
まぁでも、同じティモシー・シャラメが馬車に乗るのを見るのなら、こちらも上映中の「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」をお薦めします。
私は完全にこっちの方が好みでした!
あ、そして字幕は古田由紀子さん。
冒頭で若いギャッツビー(ティモシー・シャラメの役)が「あぶく銭」と言ったときはちょっと違和感を感じましたが、本当に早口で情報量の多い会話の取捨選択がすごかったです。
あと、久しぶりにあった元カノの妹(セレーナ・ゴメスの役)が進学した学校がファッション系だと聞いた時のギャッツビーの返答が「Unique」だったんだけど「ありきたりだな」と字幕が付いててびっくりした!
ユニークと言ってるのに字幕はありきたり!
確かにギャッツビーはここではそんな言い方してる!
やっぱり古田先生の訳は、華麗にひるがえる「翻訳」でした。