言うまでもなく漫画「テルマエ·ロマエ」を生み出したヤマザキマリが、自分よりさらにドラマチックな人生を歩んできたお母さんのことを書いた本。
仕事にも、子育てにも、生き方にも・・・とにかくバランスをとるという事のない母リョウコに育てられた著者が、子ども時代の寂しさも、思春期の茫然も、大人になってからの発見や感謝もあらゆることをちゃんと客観視してバランス良く書いている。
自分や子どもをヨソ様と比べず、家族がお互いに興味を持ち、そして何よりも楽しんで好きなことをして生きたら子どもは育っていくのかもしれないなぁ。
とはいえ、同じ女の子を2人育てるオカンとしては(あかーん!それは、あかーん!!!)と言いたくなる箇所も正直ありましたが、そんな突っ込みは私が母リョウコの近所に住んでるママ友ならまだしも、これ読みながらしても意味ないしね。
まぁここまで振り切れる人はそう居ないだろうし、つまみ食いで子育ての参考にした方がいいかもですが、ファミリーヒストリーとしてとても興味深い一冊でした。
それにしても、面白すぎる。
母リョウコ。