リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

ビリーブ 未来への大逆転

アメリ最高裁判所判事だったルース·ベーダー·ギンズバーグが今月亡くなった。

アメリカ在住の友人たちは喪に服す勢いでショックを受けている。

私も去年「R·B·G」という彼女のドキュメンタリをみて元気にジムで鍛える彼女の映像を観ていただけに衝撃だった。

 

そして、死後に彼女の残した名言や、エピソード、記事を読むにつけ、やっぱりこっちも観ておこうと思って彼女の自伝的映画「ビリーブ 未来への大逆転」を観た。

 

gaga.ne.jp

ちなみに英語タイトルはOn the basis of Sex(直訳・性別に基づいて)なのに、なんでこんな邦題にするのかねぇ。

(タイトルの数文字でネタバレするよ・・・)

とはいえ、それ以外は文句なしに力がみなぎってくる映画でした。

 

とにかく最後まで観てほしい。

最後のシーンでうぉおおおってなるうえに、エンディングの歌の歌詞がしみじみと胸を打ちます(お友だちのみなさん、もっかい泣いたらあかんよ)

 

ところでこのリンク先でこの映画のトレーラー(予告)が見れるのですが、私の好きな女優さんのキャシー·ベイツがギンズバーグに放つ

This country is not ready.(この国はまだ(変わる)準備ができてない)

というセリフの字幕が

この国はかわらない

になってて(なんだと?そんなこと言い切ってないぞ?)と違和感を感じました。

まぁ字数制限もあるし、予告は短く人の心を掴まないとなので、こういう勢いある字幕にあえてしてるのだと思いますが、(この人がそれ言うわけないわ!)って気持ちになる。

 もちろん当然とはいえ、本編の字幕ではちゃんとした訳になっていましたが、ニュアンスって大事。

 

さて、本題に戻って、アメリカではあっという間にトランプ大統領が次の判事を指名したというニュースが。

この人は保守派のカトリック教徒。

アメリカの法の最高ポストで完全に保守と革新の均衡が崩れる結果になりました。

アメリカの最高裁判事はなくなるまでやれる終身職なので、次の大統領がたとえバイデン氏になったとしても、(誰かが死ぬか降りるまで)このバランスは変わらない・・・。

 

それはもうカリフォルニアやニューヨークの都市部で暮らす私のリベラルな友人たちががっくりと肩を落とすのも分かりすぎるほどわかる悔しいタイミングです。

とはいえ、彼女の死を受けて民主党への市民からのカンパが急増したりしています。

なによりギンズバーグ判事が生涯かけて変えてきた業績は消えません。

 

皆さんもこの映画が観たくなるように、生前の彼女の名言の数々を伝えるリンクを貼っておきますね。

www.elle.com