この映画は今ネットフリックスで現在視聴できるにもかかわらず、シネマート心斎橋とテアトル梅田の「これぜったい劇場で観た方がええ!どや!!!!」という粋な計らいで大阪では劇場でもみることができる。
とにかく構成も、キャストも、カメラワークも、なによりもその内容が圧倒的に迫ってくる。
今年も素晴らしい映画にたくさん出会ってきましたが、現時点で私の一位はこれです。
夜の8時半からの回を観たので終わったのは11時過ぎてましたがエンドロールが終わって館内が明るくなるまでほとんど誰も席を立ちませんでした。
アメリカに住んでいたころ、深夜にテレビが静かになった。
画面を見ると戦死した兵士の名前と年齢と階級が延々と流れていた。
戦争をしている国に自分がいることを思い出した瞬間だった。
その時のことが冒頭から蘇って来て、あっという間に作品に入り込んだ。
そして今、アメリカでBLMの闘いの現場にいる人たちがこれを観たら当時と今のあまりの類似に衝撃を受けると思う。
ベトナム戦争当時の実際のニュース報道も交えながら作られたこの映画で、彼らが連帯しているのは今の闘いなんだと強く思った。
可能な方は劇場へ、条件のある方はネットフリックスで!
どちらも難しい人は…ネットフリックスの無料トライアルでこれだけ観てから止めたらどうでしょう?(また回し者のような事を書いていますが)
ネトフリ作品だからパンフレットも無いのが残念で仕方ない。
自分でシカゴ7裁判のこと、もう少し調べてみようと思います。
こう思わせるのが良い映画なんだよなぁ。