現在子供の通う学童で各家庭から古本を集めています。
学童内で百円均一で売った後は古本屋さんに買い取ってもらって、その収益で子供たちにクリスマスプレゼントの本をまた買う…。
ぐるぐると書籍の循環させる取り組みです。
我が家のこの一年でまた溜まった本たちも、できるだけ放出しようと本棚をなめるように眺めまくりました。
以下の2冊もここに感想を書いたらもっていこうと思います↓
「気仙沼ニッティング物語~いいものを編む会社」
実はこの本は編み物好きな私が赤い編地に惹かれてジャケ買いした1冊です。
何年も本棚の隅にありましたが、ふと読み始めたら一気に読んでしまった。
何もないところから組織を作るときに大事にしたい心構えや、事業を継続するために人と認識を共有し、一致し、自分の思いを目に見える形にしていく方法が満載で、ニットというユルフワな入口からは考えられない程にビジネス書でした。
あの震災の後にこんな取り組みがされていたことも初めて知って、いつかこのセーターが欲しいと物欲もわいてくる。
検索してサイトも見つけてしまった(かなり勇気のいるお値段なのですが)
で、もう一冊は先日紹介した「ヴィオラかあさん」のヤマザキマリさんの新刊
「たちどまって考える」
コロナで始まりコロナで終わろうとしている2020年の終わりに読むにふさわしい、この一年を落ち着いて振り返ることのできる一冊です。
イタリアと日本という二つの国を行き来しながら、日本と言う国を俯瞰してみてきたヤマザキマリさんだからこその視点に共感しながら読み終わりました。
2冊とも良い本だから手元に置いておきたいという気持ちをグッとこらえて、このブログを書き終えたら、古本市場という大海原に送り出そうと思います。
本が子どもたちの身近にあることは、きっと未来社会を分厚く、重層的にしてくれる。