今年はこれを観たいなと思っていたので観てきました。
万人受けする作品だとは思わないけど、映画が好きな女の人がつくった映画の好きな女の人の話なので共感ポイントがたくさんあった。
綺麗な作品なので映画館で観れてよかったなと思う。
それこそ一昔前の韓国ドラマのような記憶喪失や交通事故や財閥の御曹司との出会いといったドラマティックなことは日々の人の営みの中ではそうそう起こらない。
電気が切れたり、けつまづいたり、妄想を膨らませたり、その程度だ。
生きていれば悔しいことも無様な事も腹の立つこともあるし、誰かに少し親切にしたり、ご飯を食べたり、お茶を飲んだりする。
そういう時間の愛おしさをすくいとるような優しい作品です。
この前観た「詩人の恋」でも思ったけど、好き嫌いは脇においても多様な作品がたくさん生み出されてる韓国の映画界は本当に活況だなあと改めて思う。