とてもいい感じの女性が出てくる絵本を見つけました。
主人公の女の子は新しいパパのカノジョを警戒しながら観察中。
お話もいいですが、絵の作家さんもすごくよい。
このページの色とか構図とか人の表情とかすべてに心を掴まれます。↓
ご近所の人とはスペイン語で話し、植木に日本語で話しかけ、金魚相手にオペラを歌うカノジョ。
かなり自由度が高い感じです。
でも女の子のお話をテレビを消して聞いてくれ、ひみつはひみつにしておいてくれ、成績でその子をジャッジしない。
あぁ、こんな風に丁寧かつ、とらわれずに子どもと過ごしたいなぁということがたくさん描かれている絵本です。
「自分で片づけるならおもちゃを散らかしても怒らない」というところろに影響されて三日間は子どもを怒らずにすみました(今朝、待ちきれずに怒った)
子どもがこれを読んでこんな素敵な大人を知ってしまったらやりづらいわ…という、ある意味「危険思想」をふりまく絵本でもあります。
でも本来これくらい自由でいいんだよなぁ、子どもとの日々は。
ちなみに翻訳の「もん」さんて私が好きなニューヨークのエッセイ漫画を描かれているひとなんですが、こんなお仕事もされてるんですね。
多才な人だなぁ。