前回の第一話に続き、第二話も見終わりました。
第二話は奴隷制廃止と法の下の平等が謳われた「合衆国憲法修正第14条」が成立したあと、どれだけ残虐な黒人へのリンチが行われたかを詳細に伝える内容だった。
木に吊り下げられた黒人の周りで笑いながら記念写真を撮る群衆の写真。
橋から吊り下げられた黒人の写真がポストカードにされたことも初めて知った。
自分より他者が劣っていると文化的にも社会的にも教え込まれた人間がどれだけ残虐になれるかを、これでもかと突き付けてくる。
「不安」が、他者への「攻撃」という逃避に向かう恐ろしさも。
正直私は最近の南部の英雄たちの銅像が倒される報道をみながら「昔のことをそこまでやるんやなぁ」と思っていた。
その自分の浅い認識を張り倒されるような気持ちになるエピソードだった。
作中でトランプ元大統領が「「風と共に去りぬ」の風をもう一度ふかせよう」と演説するシーンが出てくる。
これはまったく「昔」の「歴史」の話ではない。
以前にこのブログで「風と共に去りぬのアメリカ」という新書を紹介したことがある。
知らなかったことをそのままにしたないためにも次のエピソードに進みたいと思う。