昔、古本屋さんで買ったこの絵本。
久しぶりに出して来たらやっぱり面白い。
ものを考えるうえで「分けて」「整理する」ことの大切さを子どもにわかる形で伝える革新的な絵本。
絵が可愛いだけじゃなく話も深い。
作者である数学者の森毅さんの言葉を読んだら楽しんで作ったことがよくわかる。
「分類というのは合理主義的思考の粋のように思われる。この本ではむしろ分類の原風景を楽しむことを心がけた。
ところが合理主義者のPTA(村井宗二の兄の安野光雅)がいて、我々の逸脱をたしなめ、そのことによってこうした絵本の成立が可能になった。」
私が一目惚れした村井宗二さんは安野光雅さんの弟さんなのか!
もはや絶版みたいなので皆さんにもお裾分け。
想像上の生き物切手を分類するページのこの本気度!!!
子供騙しとかの対局にある絵本です。