リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

映画「でんげい」

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第七藝術劇場で上映してたので観てきました。

 

実は私の通ってる英会話のクラスに体験で建国高等学校の三年生の子が来たことがあって、彼の英語があまりに流暢なので衝撃を受けたことがあった。

 

自己紹介で「両親はコリアンですが、生まれも育ちも日本です。」と、綺麗な英語で話す彼は「家ではコリアン、学校では英語と日本語とコリアンを使います。話すグループとか内容で混ぜて話します」と言っていた。

 

大阪にそんな学校があったことを初めて知って、ネットで調べたら心無いことを書いているものもあって、キラキラしたスーパー高校生の彼とのギャップに(指一本で手に入る情報はやっぱり当てにならんなぁ)と思った記憶があった。

 

ので今回、建国高等学校伝統芸能部の活動を追ったドキュメンタリーが数年ぶりにスクリーンで上映されると知って前々から行くことを決めていた。

 

面白かった!

 

韓国のテレビ局向けに作ったドキュメンタリーを劇場用に再編集した作品なので自分の住む大阪を外部から見るような感覚もあり、でも泣いたり笑ったりする高校生たちは、この町のどこにでもいそうな高校生でもある。

 

伝統芸能部の顧問の先生が怖すぎて引く部分は正直あるけど(体育会系なもの全てが嫌いなので)ちゃんとオチもあったりしてホッとする。

 

とにかく登場する人は家族や先生、子どもたちとみんな魅力的でした。

 

映画館には関係者らしき人や高校生も来ていて、笑い声も時々起こったりして、それも含めてホッコリする時間でした!

 

両国の政治が緊張してても文化で繋ぐ。

 

真っ当なメッセージを大阪から発信する映画でした。