リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

漫画「日本の月はまるく見える」史 セツキ作

たまたま誕生日に本屋さんをパトロールして見つけたこの漫画。

自分へのプレゼントにうってつけの作品でした。

 

https://jp.mercari.com/item/m29665222312?afid=6726038533

 

今の中国ではBL漫画家は表現を制限されていることや、親が子どものお見合いを情報交換する「相親角」(そうしんかく)の様子も漫画だからよくわかる。

日本で買ったBL本を帰国の時にお腹に隠すスリル満点な感じとか、編集者についウソついてしまうソワソワするシーンとか、漫画としても完成度も高くてかなり面白い。

やっぱり良い漫画は世界への扉だなぁ。

続きが楽しみです。

 

ところで、このチャイナドレスの子は実はリカちゃんではありません。

子どもがディズニーリゾートで買ってきてくれました。

ホーンティッドマンションのキャストの制服らしいです。

胸元の白い刺繍はニンニクかと思ったら「キャストの名札ですよー」とお友だちが教えてくれました。(この制服を着たアトラクションのキャストはイメージを崩さないために笑わないらしいです。解釈のブレを許さない素晴らしいサービスですね。)

カチューシャのこうもりもかわいい美人さんです。

ちょっとりかちゃんよりもサイズは大きめですが誕生日プレゼントに「ディスニーにもリカちゃんがいる」と買ってきてくれた子どもに感謝です。

祖母姫、ロンドンへ行く!(椹野道流著)

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しっかり連休はコロナに感染して引きこもっていた訳ですが、元気な時にこれを借りておいて本当に良かった。

 

どこにも行けない部屋の一室で、まさかのロンドンの最高級ホテルに泊まる体験ができるとは!

 

祖母姫が素敵なのはもちろんのこと、出てくる人がみんな仕事を自然に全うしてて、ほんわか良い話しかと思いかけたらドラマもあって、読み物として文句なしに面白い。

 

いろんなところで書評になったりしてて気にはなってましたが、やっぱり人が勧めたくなる本は間違いないですね。

 

と、言うことでお勧めします。

 

イギリス、死ぬまでには一度行ってみたいなぁ。

 

バイエルの謎(安田寛著)

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バイエル教則本黒柳徹子さんの「窓際のトットちゃん」と並ぶほど日本で普及している本らしい。

 

私の子供の頃もピアノといえばバイエルでした。

 

だから、80年代後半から起こった「バイエルなんかドイツじゃ誰も知らない」「バイエルなんか実は実在していない」というバッシングがあった事を初めて知って驚いた!!!

 

この謎すぎるバイエルの事を地道に要領もそんなに良くなく(失礼)調査して掘り起こしていく著者。

 

子供の頃ほとんどバイエルの最初の方で挫折した私。

むしろバイエルはお近づきになりたいタイプの方ではなかったのに、この本は相当ドラマチック!

コスパの良いものが正義とされる昨今、こんなにも回り道しながら、細い糸をたどりながら、突き止めていく人の知的好奇心にとにかく脱帽!と、言いつつ最近ワークショップで帽子の作り方を習ったのでリカちゃんには帽子を被せてみる。

 

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皆さんもこれ、ちょっと気になったら読んでみてください。

 

本・先生のお庭番(朝井まかて著)

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長崎の出島で,そのあまりの可愛さに興奮冷めやらぬ日々でしたが、まちライブラリーでたまたま手に取った本がまさにその出島が舞台!

 

出島って学生時代に歴史の教科書で絵を見た記憶があるけど、実際に行ってみるとその小ささにびっくりした。

10分くらいで一周できてしまいそうな狭さだった。

そこに閉じ込められ、街に出ることも許されなかったオランダ人たちを思うとちょっと気の毒になったほど。

400年前、この島で多くの植物を研究し、本国に持ち帰ったシーボルト

この小説はその彼に仕えた御庭番の熊吉の視点で語られている。

 

実は今回、出島の展示で当時のオランダ商人たちは家族の同行を許されず、出島に入ることを許された女人は遊女だけだったことを知った。

遊女たちの使った綺麗なガラス細工のかんざしなども残っていた。

実際に出島にはそこだけ質素で狭い女中部屋もあった。


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その部屋を見た時、何とも言えない気持ちになった。

 

朝井まかてさんはそういう遊女からシーボルトの奥方になり、娘を設けた女性オタクサ(「お滝さん」がなまった)と呼ばれた滝や、その娘で日本人初の女性医師になった楠本イネの事もとても詳細に調べて登場させている。

 

実際の史実を織り込みつつもそこは歴史小説の名手・朝井まかてだけあって、ハラハラドキドキいろんな感情を呼び起こす展開にあっと言う間に読み終わりました。

 

はぁ、もう一回行きたいな、長崎。

 

小説の中でシーボルトと熊吉が馬で駆け上がった稲佐山は今ならロープウェイで上がれるので、次こそは登りたい。

長崎旅・3日目 ハウステンボス


2日目の午後に長崎からハウステンボスに移動して夜のイルミネーションを楽しみました。

 

子どもたちが下調べして乗りたがってた3階建てのメリーゴーランドはかなり可愛かった。


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お花の香りと映像を楽しむアトラクションもリカちゃんが映える。


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意外なことにお正月と言うこともあって結構ガラガラ、、、でもそれも私たちは車椅子の父親と一緒だったので動きやすくて助かりました。

 

しかし!

ハウステンボスの中で最もリカちゃんが映えるのはヨーロッパホテル!

実際に泊まるとかなり高いらしいですが、ロビーから空港行きのバスが出たので、なんちゃって宿泊客のふりをしてロビーをリカちゃん持って徘徊しました。


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この窓枠の写真は高校生の甥っ子が光を調整して逆光なのに映るようにしてくれた。

 


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皆さんもハウステンボスに行く機会があれば、ホテルヨーロッパのロビーは必見です!

 

 

長崎旅・2日目 原爆資料館


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長崎の原爆資料館は入り口から螺旋状に下に降りていきながら時間が過去に戻っていく作りになっています。

(あぁ、ここで私が生まれたな)

と、確認しながら1945年に戻っていきます。

 

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入り口にはたくさんの新しい千羽鶴がありました。

雨模様の朝の時間からもたくさんの人が訪れていました。

熱線で曲がったソーダの瓶など、実際に手で触ってみることのできる展示もあります。

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被曝の体験談も映像で聴くことができます。

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それほど広い作りではないので時間が余りなくても行く価値は十分ありなので、長崎に行く機会のある方は是非ここは訪れてみてほしいです。

 

長崎旅・1日目 出島

父と母の金婚式のお祝いを兼ねて父の大好きな長崎に行ってきました。

 

年始早々、心が痛い災害や事故が相次いでいますが、孫たちも連れた一族の旅をとても楽しみにしてくれていた両親とみんなで行けて良かった。

 

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路面電車が簡単に安くいろんなところに連れて行ってくれる長崎市内。

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中華街で小籠包に舌鼓を打ったら出島に向かいました。

 


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400年前のオランダ商人たちのお屋敷が、壁紙から天井から調度品から、、、何から何まで可愛すぎる。

 

ミニチュアの出島も作られててまさにリカ活にうってつけの場所でした。

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スタッフさんも江戸時代の侍コスプレなのでリカちゃんと一緒に快く写真を撮ってくださいました。

風景に溶け込むサムライ、、、。


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みなさまも長崎に行く機会があれば、出島は個人的にかなりの推しスポットです!