リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

漫画「海が走るエンドロール」(たらちねジョン作)

3巻出たので早速読む。 このところかなり好きな作品です。 小さい頃や若い頃は大人は安定して完成している存在だった。 自分が大人になってみるとそうでも無くて、誰と過ごすかとか、何を好きかとかはあんまり年齢や性別という属性とは関係なくなってくる。 …

漫画「スプートニク」(海野つなみ作)

コロナ禍の悲哀も盛り込みつつ、地味に機会をうかがったり、新しい企画にワクワクさせられたりしながら、追加オプションのようにほのかにトキメキも挿入してある。 とても、海野つなみさんワールド健在の新作。 介護も出てきてよりリアルな「逃げ恥」のその…

漫画「女の子がいる場所は」やまじえびね作

前から気になってきた一冊をやっと読めました。 後書きを読んで最後の一編を読み終えたら涙腺が決壊してしまった。 「わたしにしか描けないものが描けるかもしれない」と新しいものに挑戦する作者が素敵だし、「女性差別を受けている海外の女の子たちの日常…

本「なにが記者を殺すのか」(斉加尚代著)

毎日放送のドキュメンタリー担当のディレクターである斉加尚代さんの新書。 一章の沖縄のドキュメンタリーのことを書いた章で、大阪の機動隊員が沖縄の基地反対派の老人に「この土人が」と、言ったことを思い出した。 私はとても容易にいろんなことを忘れて…

絵本「かみはこんなにくちゃくちゃだけど」

とても応援したい近所の本屋さんの前を娘さんと通りかかったので「好きな本を一冊選び」とお店の中へ。 彼女はもう結構大きいのに選んだのはこれ。 ヨシタケシンスケさんは私は自分ではあまり選ばない作家さんだけど、娘さんは「図書館でハマってる」と言う…

本「私たちが声を上げるとき」(集英社新書)

またすごい新書を見つけてしまった。 声を上げている女性たちのうしろには多くの女性たちがいる(いた)ことを教えてくれる一冊。 そして誰かが「英雄」にかつがれるプロセスには、多くの政治的な意向や社会的背景があることも改めて考えさせられる。 ローザ…

本「東京ローズ」上坂冬子著

30代に入って必死で英語の勉強を始めた頃「茅ヶ崎英語」の教室に通ったことがある。 この英語勉強メソッドは日本の●●は英語ではこう言うのか!って発見がたくさんある。 (例えばこの教室で「相撲部屋の親方」のことをsumo masterということを知った。でもま…

本「漫画でわかる!認知症の人が見ている世界」

数年ぶりに会った大学時代の後輩に「昔、tototomotonさんが「私の知識の9割は漫画やからな」と言ってて驚いた」と言われた。 我ながら言いそうな事ですが、中年になった今も相変わらずいろんなことは漫画でインプットしています。 先月末に救急搬送で入院し…

映画「百年と希望」(西原孝至監督)

大阪は昨日シネ・ヌーヴォで「百年と希望」の初日でした。 お久しぶりの友人たちを誘って行ってきました。 監督含め制作陣の挨拶もあった。 西原監督のこの映画は全然ドラマチックではない。 観ている側が無駄に興奮したり浮遊する場面を、監督は用心深く排…