リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

本「CHOICE」(シオリーヌ著)

思春期の子どもが読めるようにひと項目ごとは短く、知りたいところだけ拾い読みもできるかなり実用的な一冊です。 この年まで生きてきて、女としての生理もわかっているつもりでしたが、生理用品ひとつとっても知らないものがあって驚いた! 性教育があまり…

映画「天然コケッコー」(山下 敦弘監督)

昨日のムビリオバトルはテーマ青春でした。 残念ながら今回は名作「今を生きる」に負けましたが、せっかく原稿書いたので貼り付けます。今ならU-Nextなら課金なしで観れます! 今回のムビリオバトルは別の方が同じ山下敦弘監督の「美園ユニバース」という作…

メルカリ推し

フリマサイトのメルカリが社員の博士号取得を支援する制度を導入すると発表した。 2年以上在籍している社員から5名選び、国内の大学院の博士課程に通う学費を年間200万円まで支給し、選ばれた社員は最大で勤務時間の全てを研究活動に充てられる。 分野を限ら…

漫画「異国日記」(ヤマシタトモコ作)

昨日、今年の公立の医大の受験合格者の比率が歴史上初めて男女で入れ替わって女子の方が多くなったと言うニュースを読んで、この漫画を再読した。 これは最新刊の8巻だけど、確かこの前巻に、東京医科大学の受験で男子受験者が優遇されていたニュースを知っ…

絵本「分類ごっこ」(文・森毅 絵・村井宗二)

昔、古本屋さんで買ったこの絵本。 久しぶりに出して来たらやっぱり面白い。 ものを考えるうえで「分けて」「整理する」ことの大切さを子どもにわかる形で伝える革新的な絵本。 絵が可愛いだけじゃなく話も深い。 作者である数学者の森毅さんの言葉を読んだ…

本「愛についてのデッサン」(野呂邦暢著)

読みたいなと思ってメルカリで検索してポチッと購入すると、3日くらいで手元に届く。 この一年くらいはメルカリのお陰で読書量が増えています。 この本はそういう消費の仕方とは対極にあるような、でも形態は違ってもルーツは同じなような不思議な一冊です。…

本「ときをためる暮らし」(つばた英子・つばたしゅういち)

姉から届いた荷物に入っていた「ときをためる暮らし」を読み終わりました。 うちの姉は本を選ぶ趣味が良い。 とにかく突き抜けたおふたりの丁寧な暮らしを聞き取って、レシピや写真(撮影は落合由利子さん)と共に残してくれた水野恵美子さんには感謝したく…

本「野呂邦暢 古本屋写真集」(岡崎武志 古本屋ツアー・イン・ジャパン編)

若くして亡くなったこの諫早出身の芥川賞作家のことは本屋でこの本をたまたま手にとって初めて知った。 亡くなられた後に作家のお兄さんから古本屋を撮影した膨大な量の写真を譲り受けた岡崎武志さんがまわりの古本屋や野呂邦暢さんの文学が好きな人たちと一…

漫画「ひらやすみ」(真造圭伍作)

子どもの頃に一生分の立ち読みをし尽くしたので、今は書店パトロールで見つけた良さげな漫画は漫画界への恩返しだと思って購入することにしています。 この作品はなんか気になったけどちょっと絵柄は好みじゃないかなぁとスルーしかけましたが、帯に書いてあ…

本「晴れ着のゆくえ」中川なをみ著

子どもの頃は鍵っ子だったので私にはとにかく時間がたっぷりあって、かつインドアだった。 結果、縫い物や編み物ばかりする肥満児の小学生は手芸本の立ち読みばかりしていた。 いろんな出版社はあれども、どの分野でも飛び抜けてセンスが良かったのが「文化…

本「金の角持つ子どもたち」藤岡陽子著

藤岡陽子さんは前に「手のひらの音符」を、読んで面白かった記憶があったので借りてみた。 「中学受験」ということについて、自分も、いま育てている子どもの選択肢にも入れたことがなく、どちらかといえば作中に出てくる「小学六年生の夏休みは一度だけなの…

本「ドラえもん みんなのための法律入門」

このシリーズは結構どれも面白く、ドラえもん効果で我が家の小さい人も漫画の部分は読みますが、そこだけつまみ読みするのは勿体無い! 特にこの法律入門は、相当良いです。 ブラックバイトやブラック部活、ブラック校則。 この暗黒の世の中を子どもたちが丸…

映画「ドリーム」のパンフレット

シネマート心斎橋のパンフレットの100円均一で見つけたこちら。 このパンフレットという文化は日本独特のモノらしいですが、やっぱりいいですね。 しかも表紙が「ドリーム」という邦題さえ載せて無いめちゃくちゃ洗練されたデザイン。 あらためてまたこの作…

漫画「日本の歴史 第15巻(明治前期)」

講談社が発行した「日本の歴史シリーズ」を全巻揃えた2020年。 本棚に並べたものの、我が家の娘さんたちは今のところあんまり興味を持ちません。 で、前回紹介した「落陽」で、私が突然明治に興味が湧いたので15巻(明治前期)から読んでみた。 明治前期は見…

本「落陽」(朝井まかて著)

お正月にお義母さんが孫だけじゃなく私にまで本屋さんで本を買ってくれました。 朝井まかてさんは「恋歌」と「すかたん」、「ぬけまいる」を前に読んだことがあってどれも面白かったので気楽に選んだ一冊でしたが、この作品は思った以上にテーマが壮大でした…

映画「ユンヒへ」

色んな媒体で話題になってたので昨日観てきました。 雪の小樽が綺麗で、登場する人たちの切なくも暖かく、とても気持ちの良い作品でした。 あと、室内の感じがどれも好みでした。 アジア文化の中で生きる女で、この映画に共感しない人は少ないと思う。 大阪…

本「藤野先生」(魯迅著)

お正月の帰省で小さい頃からお世話になった人のお家で過ごした。 この書斎の主の、「おっちゃん」は92歳でいま入院中だ。 ここで文章を書いたり、本や読んだり、切手を集めたりしていたので、なんだか今もそこに座っていそうだ。 その部屋には小さいけど書庫…

ソロ新年会

仕事終わりにちょっと用事があって馴染みのない街へ。 ぽっかり2時間くらい時間が空いた。 ウロウロしてたら古本屋さんで可愛いポストカードが一枚10円!! わたしの持論ですがなぜか良い感じの古本屋さんには安いハガキが売っている。 こちらも一冊300円で…

漫画「ながたんと青と」(磯谷友紀作)

昨年末は京都に2回も行った京都好き。 ということです京都といえばわたしが今おすすめの漫画がこちら! 「ながたんと青と」は今7巻まで出てます。 戦後潰れかけの旅館を立て直そうとする、戦争未亡人で料理人の主人公と、新しく夫になった大阪人の大学生の…

映画「ボストン市庁舎」

2022年最初の映画はこちら! 元旦に92歳になられたワイズマン監督。 人にとやかく言われたないから自分で会社作って撮り続けてるだけあって、彼の映画に時間の制約はない。 休憩時間を挟んで2時50分から夜の8時前まで観続けましたとも! 正直、前半ウトウト…

画集「ゴンド・アート」

年末に「自分へのご褒美」と言う脳内のささやきに抗えず購入した画集です。 でも、めちゃくちゃ良かった!!! 後書きによると 「ゴンド・アート」を描くバルダーンという民族は歌を歌うことで謝礼をもらい生計を立てていたような人たちでした。 まさしく歌…

本「カリフォルニア日系人強制収容所」(白井昇著)

カリフォルニアに住んでいた10年くらい前、日系人と日本人が集まるパーティーで年配の女性に「ティーンの娘時代を私はキャンプ(強制収容所)で過ごしたのよ」と聞いた事がある。 仲良くなった日系アメリカ人の友達から「大学の途中で収容されたおじさんは、…

本「台湾生まれ日本語育ち」(温又柔著)

去年の選挙の時にchoose life projectのイベントを視聴した。 菅内閣の政府が6名の学者さんを日本学術会議のリストから任命しなかった事がテーマだった。 任命されなかった学者さんや、学術会議の元会長さんたちと並んで、語り合っていたのがこの本の著者で…

漫画「しあわせは食べて寝て待て」(水凪トリ著)

この漫画はとても好きな作品です。 既に2巻まで出てます。 機嫌良く、健康に、バランスを保って生きることが難しい社会で、 試行錯誤と工夫をしながら、人との繋がりの中で日々をつなげていく主人公に、共感します。 一年の初めの時期だからこそ、何を食べ…

2022年読み始め

2022年明けましておめでとうございます。 元旦は郷里の街を散歩したり、ボーッと夕日や小鴨を眺めたりして過ごしました。 で、元旦の夜から読み始め、今日読み終わったのがこちら↓ ハウツー本ではなく、学ぶとその先に何が変わるのかを哲学的に書いてある一…