リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

2020-01-01から1年間の記事一覧

「女子という呪い」(雨宮処凛著)

女子という呪い 彼女の文章はホームレス支援雑誌のBIG ISSUEで連載を読んでいたけど、まとめて本と言う形で読んだのはこれが初めて。 ほぼ同世代を生きてきた彼女の感覚は色んな所でとても自分に近いなと思う。 たとえば上野千鶴子さんのベストセラー「おひ…

本「月曜断食」

月曜断食 とても体調が改善されたとママ友が貸してくれました。 あっという間に読めるし、確かに面白かった! そして私が気に入ったのは断食した次の日から朝は果物とヨーグルトな事。 これ私の2大好きなもの。 結構、知らずに私は朝はこれを食べてた。 りん…

本「言葉を育てる」米原万里対談集

米原万里さんが好きな人にとったら文句なしに面白いです。 言葉を育てる 小森洋一、林真理子、児玉清、辻本清美、糸井重里、、、誰との対談もそれぞれに興味深いですが、ここはやっぱり仲良しのイタリア語通訳者・田丸公美子さんとの対談がとにかく楽しくて…

本「地図のない道」須賀敦子著

地図のない道 以前コルシア書店の仲間たちというエッセイをよんですっかり須賀敦子さんのファンになったわたし↓ tototomoton.hatenablog.com こちらもとてもしずかな気持ちで読み進められる一冊でした。 ヴェネツィアに行ってみたくなる。 そして実は大阪に…

本「僕のウソ」藤野恵美著

まちライブラリーで何気なく手に取ったこの著者の「二人の文化祭」が結構面白かったのでこれも借りてみた。 これもするすると読めるけどなんというか読後感はすごくよかった。 ただ一つだけ気になるのは、この主役の二人の性別は男と女でなくてもよかったの…

本の新陳代謝

古本募集 現在子供の通う学童で各家庭から古本を集めています。 学童内で百円均一で売った後は古本屋さんに買い取ってもらって、その収益で子供たちにクリスマスプレゼントの本をまた買う…。 ぐるぐると書籍の循環させる取り組みです。 我が家のこの一年でま…

恥の多い人生を謳歌するしかない

人間は失敗して、恥ずかしい思いをして学ぶ。 ルーズベルト大統領もかつて The only man who makes no mistakes is the man who never does anything. ミスをしない人間と言うのは、何もしないやつのことだ と、言っています。 以前、濃縮果汁を輸入する会社…

トライアルをまた受けた

昨日は字幕学校のトライアルの締め切りでした。 提出した後の解放感たるや!!! 何でもできる気がしますが、とりあえず昼寝しました。 で、今回の課題も10分くらいの中に盛り込まれたネタの多かったこと! ベトナム戦争 ローリングストーンズ シェイクス…

今ネットフリックスで観れるおススメ作品

とうとうここまで回し者なタイトルで投稿をしてしまいますが、来月にはこんな映画も公開されますね↓ NETFLIX世界征服の野望 これ、ちょっと気になっている。 と、いうのも本当にコスパを考えると面白い映画をたくさん観れてしまうネットフリックスなのでその…

新書「迷える英語好きたちへ」(鳥飼久美子/斎藤兆史著)

迷える英語好きたちへ 最近、新書が好きだ。 時間にすれば集中すれば1-2時間程度で読めてしまうボリュームなのに、そしてお値段もお手頃なのに、どうしてどうしてその内容の深さたるや! そして昔から鳥飼久美子さんが好きだ。 とにかく英語の達人と思われが…

映画「権力に告ぐ」

eiga.com 心斎橋と新宿のシネマートでやっている映画祭の作品なのでチラシもパンフレットもないらしく、このチラシはハングルですが、 かろうじて裏は日本語でした(邦題どこにも載ってないけど) 前知識なく観始めたらあっという間に引き込まれた。 韓流ド…

民主主義とは何か(宇野重規著)

菅内閣は学術会議がこの人を推薦したのに拒否しました。 そんなことが無ければ縁のなかった一冊ですが、私は我ながら良い性格をしているので、お国がダメと言うと気になるたちです。 内容の大筋は横着して帯の写真を添付しますが、冒頭から脳みそをザクザク…

<敵>と呼ばれても(ジョージ・タケイ著)

やっと大統領選挙の結果が出ましたね。 連日投票もできない他国の大統領選挙の速報が報道されることに、ちょっと食傷気味の人もいたかと思う(日本だって国会が始まってるのに)。 それでも当選が決まって、アメリカに住む多くの友人たちの喜びの投稿をSNSで…

映画「SPECIALS!」

かなり以前に観たのにブログに書けてなくて、劇場での公開が大阪では終わってしまっていますが、すごく良かったです。 gaga.ne.jp SPECIALS! フランス映画の「最強のふたり」の監督コンビであるエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュがものすごい映画を…

ニューヨークタイムズ「シカゴ7について知っておきたいこと」

以前に書いたシカゴ7裁判の感動が冷めないうちに・・・。 tototomoton.hatenablog.com パンフレットが無いのが悔しいので、物好きにもニューヨークタイムズ紙の記事を和訳してみました。 興味のある人は(なければ長すぎて読まない投稿ですが。。。)読んで…

「つづく」展

カテゴリーに「展覧会」を加えようかと思ったけど、カテゴリーは日常にした。 先日、兵庫県立美術館で開催中の「つづく」展に行ってきました。 つづく展 大好きなミナペルフォネンの世界を、心行くまで満喫できる幸せな空間でした。 この部屋のすべてのワン…

映画「82年生まれ、キム・ジヨン」

楽しみにしてた映画です。 82年生まれ、キム・ジヨン klockworx-asia.com 母と見てきました。 三宮で久しぶりに母と会い、神戸国際会館(映画館)へ向かう地下道を自分の庭のようにさっさか歩いていく母に「さすが職場が近かったからよう知ってるな」と笑う…

映画「シカゴ7裁判」

この映画は今ネットフリックスで現在視聴できるにもかかわらず、シネマート心斎橋とテアトル梅田の「これぜったい劇場で観た方がええ!どや!!!!」という粋な計らいで大阪では劇場でもみることができる。 とにかく構成も、キャストも、カメラワークも、な…

花の命はノー·フューチャー(ブレイディみかこ)

花の命はノー·フューチャー このブログは後で自分が何を読んでたか遡る忘備録的なものなので、姉に送ってしまう前に感想を書いておく。 以前に読んだ↓の「ワイルドサイドをほっつき歩け」の若葉のころ(と言うには良い感じにヒネてますが)版。 tototomoton.…

ビリーブ 未来への大逆転

アメリカ最高裁判所判事だったルース·ベーダー·ギンズバーグが今月亡くなった。 アメリカ在住の友人たちは喪に服す勢いでショックを受けている。 私も去年「R·B·G」という彼女のドキュメンタリをみて元気にジムで鍛える彼女の映像を観ていただけに衝撃だった…

コルシア書店の仲間たち(須賀敦子著)

コルシア書店の仲間たち 完全に表紙に使われている船越桂さんの彫刻に惹かれたジャケ買いでしたが、とても良かった。 イタリアで書店をしながら暮らした日々を振り返るエッセイ。 こんなに豊かな表現力を持つにはどれだけたくさんの書籍をイタリア語と日本語…

ヴィオラ母さん(ヤマザキマリ著)

ヴィオラ母さん 倉敷の蟲文庫さんで購入したもう一冊は「ヴィオラ母さん」 言うまでもなく漫画「テルマエ·ロマエ」を生み出したヤマザキマリが、自分よりさらにドラマチックな人生を歩んできたお母さんのことを書いた本。 仕事にも、子育てにも、生き方にも…

倉敷·蟲文庫と「わたしの小さな古本屋」

蟲文庫 倉敷で蟲文庫に初めて行ってきました。 かなり昔に雑誌クーネルの取材記事を読んで、こんな古本屋さんがあるのかと思っていた景色が店に入るとドンと正面に(注・撮影の許可は得ています) 裏の石垣 数年前に岡崎武志さんの「女子の古本屋」を読んで…

英語の何が好きなのか考えてみる

このブログは自分の好きなことを書くブログなので本や映画のネタが多い。 でも、What's your hobbies?(趣味は何?)と聞かれたら、映画と並んで私は英語学習と答える。 30歳近くなってから目覚めた趣味とはいえ、自分でも飽きずによくやるなぁと思う。 まぁ…

映画「ブックスマート」「行き止まりの世界に生まれて」

最近映画館で観たのはある意味アメリカの若者の今を切り取った2作品。 最初に観たたのは「面白すぎる!」と私の周りの映画好き界隈をざわめかせてる「ブックスマート」↓ longride.jp よく聞く高校のスクールカーストをスマートでキュートにかつ泥臭く飛び越…

スキップとローファー 第4巻

スキップとローファー 皆さま、4巻出てます! と言う事をお伝えしたいがための更新です。 巻を重ねても失速しないどころか、よりキュンキュンします。 でもわざとらしくない。 4巻もおススメですがネタバレすることは書きませんのでぜひ お買い求めください…

おっきょちゃんとかっぱ

子どもが国語の教科書で紹介されているこの作品を読みたいと言ったらしく、家の者が隆祥館書店で買ってきました。 お話も絵も世界観がぴったり一致しててすごくよい絵本でした。 夏の終わりに読むのにぴったりです。 色んなアングルから挿絵が入っていてまる…

字幕屋のホンネ(太田直子著)

字幕屋のホンネ 面白いと思うのは自分も字幕の勉強をかじったからかもしれないけれど、とにかく「ほんまそう!」ってポイントの多い本でした。 依頼された映画のジャンルや社会背景をどうやって調べるか、その調べた知識の大半を忘れながら次の作品取り組む…

アフリカ出身、サコ学長、日本を語る(ウスビ·サコ著)

サコ学長、日本を語る 子どもが中学校に入学した。 厳しい部活の上下関係、意味不明の校則、「将来社会に出て困らないために」という先生の口癖まで、自分が中学生だった30年前と変わっていないことに衝撃を受ける。 日本で生まれて生きてきた私でも「なんで…

猫を棄てる(村上春樹著)

気が付いたらもう9月。 気を抜いたらブログの更新は滞るものですね。 久しぶりに村上春樹を買いました。 書いた人が分らなくても数行読めば村上春樹の文章だとわかる。 これって考えてみればすごいことだなと思う。 文章の組み立ても、タイトルになっている…