ふと思い立って家の本棚から「本屋さん」の本を抜いたらこんなにあった。
どうも私は本も好きだけど、本屋さんも好きらしい。
で、今回ご紹介するのはこちら↓
SF作家の星新一さんがお父さんの半生を書いた本。
実はSFに興味がないこともありこの人の本を初めて読んだ。
めちゃくちゃ面白かった。
読みやすい文章を書く人というのは、けっきょく文章がうまい人なんだなと思う。
そして、そういう人が、ことさら思い入れのある身内のことを書くのだから、あっという間に読めてしまう。
なんと言ってもこのお父さんの生き方が面白すぎた。
で、本屋さんの話。
明治6年(1873年生)生まれのお父さんは20歳の時にアメリカに渡って、働きながら勉強を続け、名門コロンビア大学まで卒業してしまう。
とはいえ、そもそもアメリカに渡る旅費をどう稼いだのか?
そこで、本屋さんが出て来る。
いろんなところを旅しながら古本や新聞を売って人脈やお金を作り、やりたい事は成し遂げる星父さんの勢いにワクワクする。
「明治の人は偉かった」ってよく聞くけど、最近この時代の人の話を読むにつけても私の中で「明治の人はヤバい程にぶっ飛んでた」のが正しいのではないか?と思う。
もちろん昔の話だし、誇張もあるかもだし、ぶっ飛んでる人のエピソードが残ってるからなんだけど。
歴史をこう言う点の視点で繋ぐ読書の面白さに最近はまっている。
機会があればぜひ!