リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

映画

映画「ウィ、シェフ!」(ルイ・ジュリアン・プティ監督)

少し以前に観たのですが、大阪はシネリーブル梅田で今月で終わってしまうかもしれないみたいなので、見逃している方は是非! 最近のフランス映画は「オートクチュール」とかもそうだけど、こういう移民や地域格差とフランスのファッションや料理と言ったもの…

映画「でんげい」

第七藝術劇場で上映してたので観てきました。 実は私の通ってる英会話のクラスに体験で建国高等学校の三年生の子が来たことがあって、彼の英語があまりに流暢なので衝撃を受けたことがあった。 自己紹介で「両親はコリアンですが、生まれも育ちも日本です。…

ムビリオバトルと映画「ガリーボーイ」

さて先日の土曜日はムビリオバトルでした。 毎回楽しくて仕方ないイベントなので会場へ向かう足取りも軽い。 今回のテーマは「言葉」 なかなか映画見る時間が取れず初めてオブザーバー参加になったのは無念でしたが、やっぱり面白かった!! 3つの映画がバ…

映画「恋人はアンバー」

とてもよかった。 冒頭の自転車のシーンですでに主人公のジャケットのフードが風で膨らむ映像で感じた(これ、いい映画だな)が、最後まで続いた。 1995年にアイルランドの高校生はこう言う感じかと、同じ年に日本で同い年だった私は感慨深かった。 This pla…

よだかの片思い

連休は気圧もあってか、最低限の暮らしを回す感じのことしかしたくない感じで終わってしまった。 でも今月で32年の歴史を閉じるテアトル梅田にはお別れに行けました。 最後のロードショー作品は、「よだかの片思い」 漫画好きのわたしには珍しく原作漫画は読…

漫画「海が走るエンドロール」(たらちねジョン作)

3巻出たので早速読む。 このところかなり好きな作品です。 小さい頃や若い頃は大人は安定して完成している存在だった。 自分が大人になってみるとそうでも無くて、誰と過ごすかとか、何を好きかとかはあんまり年齢や性別という属性とは関係なくなってくる。 …

本「なにが記者を殺すのか」(斉加尚代著)

毎日放送のドキュメンタリー担当のディレクターである斉加尚代さんの新書。 一章の沖縄のドキュメンタリーのことを書いた章で、大阪の機動隊員が沖縄の基地反対派の老人に「この土人が」と、言ったことを思い出した。 私はとても容易にいろんなことを忘れて…

映画「百年と希望」(西原孝至監督)

大阪は昨日シネ・ヌーヴォで「百年と希望」の初日でした。 お久しぶりの友人たちを誘って行ってきました。 監督含め制作陣の挨拶もあった。 西原監督のこの映画は全然ドラマチックではない。 観ている側が無駄に興奮したり浮遊する場面を、監督は用心深く排…

映画「スープとイデオロギー」(ヤン ヨンヒ監督)

久しぶりに大阪・十三の第七芸術劇場に。 年明けに「ボストン市庁舎」をみて以来なので半年も空いてしまった。 前宣伝見ながらこの半年に見逃した作品たくさんあるだろうなぁとちょっと悔しくなる。 それくらい、この映画館で観て後悔したことはない。 「主…

映画「わが青春つきるとも」

戦前に治安維持法で24歳で命を奪われた伊藤千代子の生涯を描いた「わが青春つきるとも」を観てきた。 正直言って前半は、むかし学校で見せられた教育映画(と言うジャンルがあるかは知りませんが)的な印象で、言ってしまえば説教くさい演出に残念な意味でド…

ムビリオバトルで負けた

本日のムビリオバトルのテーマは「色」 私はこの作品で参戦しました。 「あなたの名前を呼べたなら」 残念ながら負けてしまいましたが、負けても文句なしに楽しいのがムビリオバトル! 今回のために改めて見直したら、新たな発見もあって同じ作品を何度も見…

映画「ツユクサ」

連休に母と観てきました。 【後半ネタバレが含まれますので、ご注意ください】 「しんどくない映画が観たいな」と2人で決めたのが「ツユクサ」。 出演者も好きな人が多かったし、ストーリーや設定も別に嫌な気持ちになる物ではなかったけど、正直なところ私…

映画「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」

少し前に観にいきました。 これぞフランス!って感じの洗練された暮らしの中の細々した雑貨や壁紙に見惚れつつ、 まさにフランス!って感じのアモーレに盲目な主人公たちに圧倒される。 脇役を固める俳優さんたち(ヘルパーさん役の方が良かった)もみんな個…

映画「SING 2 ネクストステージ」

今日、職場で同年代の子どものいる同僚2人が「家で子供に勉強を毎日教えてる」と言っていて、度肝を抜かれた。 こっちは春から受験生になる上の子に、下の子のお迎えとご飯とお風呂を頼んで、自分はレイトショーを観に行ったというのに、、、。 でも、日曜日…

映画「オートクチュール」

久しぶりの劇場での映画鑑賞。 美しくてあったかくてちょっと現実から浮遊させてくれそうなものを観たかったので「オートクチュール」を観てきました。 想像通りあらゆる画面が美しくて、不機嫌でお洒落で多様なフラン人女性がたくさん登場して、しかもシス…

映画「ウエスト・サイド・ストーリー」(スピルバーグ監督)

映画「ウエスト・サイド・ストーリー」を観てきた。 イントロから怒涛のように続く集団でのダンスのシーンはさすがに圧巻。 大スクリーンと良質な音響の劇場で観るのにうってつけのエンタメ作品でした。 プエルトリコ移民の女性に「Go back to the place whe…

映画「ドリーム」のパンフレット

シネマート心斎橋のパンフレットの100円均一で見つけたこちら。 このパンフレットという文化は日本独特のモノらしいですが、やっぱりいいですね。 しかも表紙が「ドリーム」という邦題さえ載せて無いめちゃくちゃ洗練されたデザイン。 あらためてまたこの作…

映画「ユンヒへ」

色んな媒体で話題になってたので昨日観てきました。 雪の小樽が綺麗で、登場する人たちの切なくも暖かく、とても気持ちの良い作品でした。 あと、室内の感じがどれも好みでした。 アジア文化の中で生きる女で、この映画に共感しない人は少ないと思う。 大阪…

映画「ボストン市庁舎」

2022年最初の映画はこちら! 元旦に92歳になられたワイズマン監督。 人にとやかく言われたないから自分で会社作って撮り続けてるだけあって、彼の映画に時間の制約はない。 休憩時間を挟んで2時50分から夜の8時前まで観続けましたとも! 正直、前半ウトウト…

映画「ダーク・ウォーターズ」

2021年に劇場に足を運んで最後に観た映画はこちら↓ もう、冒頭の映像からして「あ、ええ映画やな」と分かるイントロ。 そして、「ハルク」でヒーローを演じたロブ・ビロットが全く違う、地味だけど本物のヒーローを演じている(今回は主演とともに、製作も担…

映画「Come &Goカム・アンド・ゴー」

久々に劇場で映画を観てきました。 この映画の舞台になった場所に一番近いであろう映画館で、かつ日曜日、しかも一日一回しか上映しないからか、すごくたくさんお客さんが来ていた。 普段私が観に行く映画はあんまり人が入っていないのが多いので、こんなに…

映画「ファイティングファミリー」

ちょっと!!!もうびっくりするほど面白いわ!!! これ本当に私のようにまったくプロレス興味ない人でも絶対観た方がいい。 というか、主役の今をときめくフローレンス・ピューのファンじゃなくてももれなくファンになるから観た方がいい。 脚本と監督をし…

映画「スウィング・キッズ」

前回投稿したムビリオバトル。 嬉しいことに勝ちました!! 「学び」がテーマの今回私が紹介したのが「スウィング・キッズ」 他の参戦作品と一緒に写真でご紹介。 後、結局この通り話せなかったけど5分のプレゼンタイムのために書いた原稿も貼り付けます。 *…

ムビリオバトルに参戦!

今週末は久々にリアル開催されるムビリオバトルに参戦します! moviliobattleosaka.wixsite.com テーマは「学び」持ち時間は5分。 人が5分スピーチする文字数はおよそ1500文字だとか。でも映画は決めたけど、まだなんにもまとまってないんだよなぁ。 学びっ…

映画「リアリティ・バイツ」

コロナ禍でのストレス解消には推しの存在が欠かせないですが、皆さんの推しは誰ですか?私はこのところイーサン・ホーク。 U-NEXTで今はこの作品を楽しめます。 今の彼も好きですが、90年代の若い頃のイーサンは本当に惚れ惚れする。 相変わらず歯並びが悪い…

映画「マイ・ブックショップ」

U-Nextで観つけて早速観ました。 もうこのポスターがすべてを物語っています。 本が好きな人、本屋が好きな人、この時代のファッションが好きな人(あと、イギリス人俳優ビル・ナイが好きな人)なら絶対夢中になる作品です。 どのワンピースも、どの本の表紙…

映画「MINAMATA」

ジョニー・デップのドロ沼DV裁判の影響で、アメリカでは公開が延期になり、まだ公開のスケジュールがTBA(To Be Adviced=未定と配給会社のMGMが言っている)ですが、日本では今月23日から観れます。 初日に父親と観てきた我が家の中学生に「観に行った方…

本「チャンリグ・クロス街84番地」(へレーン・ハンフ編者)

数年前にたまたま無料でHuluかNetflixで同じタイトルの映画を観た記憶があって、本屋さんで原作本を買ってみた。 へレーン・ハンフさんが著者ではなく編者となっているのはアメリカ人の彼女とロンドンの本屋の店員さんたちの1949年から1969年までの20年間に…

映画「オフィシャル・シークレット」とイラク戦争

実は先月懲りずにまた字幕トライアルを受けました。 お題の映画がこちらのイギリス映画「オフィシャル・シークレット」 2003年のイラク戦争開戦直前にアメリカとイギリス諜報部の汚い裏工作を内部告発したGCHQ(英政府情報本部)の職員キャサリン・ガンの裁…

映画「ブックセラーズ」

新聞で映画評を読んで行きたくなって緊急事態宣言前夜の昨日駆け込みで観てきました。 大した補償もせずに生業を休めと言う政府への怒りを込めて売店でコーヒーもパンフレットも買いました。 会場は意外なほど混んでいました。 このマイナーそうな映画(失礼…