剛心 木内昇著

なかなかの分厚さにちょっと読み始めるのに躊躇しましたが読み始めたらあっという間でした。

なんというか、明治版プロジェクトX 仕事の流儀とでもいうような、圧巻の群像劇!
スケールが半端ない歴史小説でした。
その上、面白かったのはこの前からハマっている「日に流れて橋に行く」という漫画にこの物語の主人公が設計した日本橋が出てくる!!

和洋折衷をこの建築家はけなされたりもしてますが設計する側の思いを知ってしまうと「ええやないの!!!」と妻木頼黄(つまきよりたか)に肩入れし、これまで数々の建築を「きゃー好き!!」と思って来たくせに辰野金吾に若干距離を置きそうになる単純な私。
帯に「渾身長編」とありますがまさに!!!その言葉通りの一冊です。
文庫本も出ているのでご興味のある方はぜひ!
あ、長くなりますが「日に流れて橋に行く」は本当に面白い。
この前瀬戸内晴美著「田村俊子」を読み終わったところだったので、絶対この人がモデルだ!って登場人物が8巻では大活躍し初めてちょっと一人で興奮してしまった。

7巻の後書きで「実在の三人の女性をモデルにしている」と日高ショーコさんも書かれているので、(あと2人は誰だろう?)と想像しながら読み進めたいと思います。
それにしても明治という時代は近くて遠くて面白い!