戦後、紀伊国屋書店がどうやって復活し、拡大していったかの物語。
高度経済成長と戦後の復興を担った昭和の経営者の物語なので、どこまでいっても女の人が添え物で、出てくる著名人はほぼ全部男。
その意味で女の自分はどこかうっすらシラける気持ちが最後まで拭えなかった。
とはいえ、紀伊国屋書店さんには大変お世話になっているので興味深く読み終えた。
新宿の紀伊國屋シアターはこういう経緯でできたのか。
アメリカでせっせと通ったサンフランシスコの紀伊國屋はこういう経緯で出店したのか!
梅田のあの広い面積の紀伊國屋はこうやってできて今があるのか。
本好き、書店好きなら面白い一冊です。