学生の頃「ここテストに出るから聞けよ」って言う先生のことを教科を問わず小馬鹿にしていた記憶がある。
そんなこと言わなくても印象に残る授業をすればいいのにと思っていた。
なんでこれを思い出したかと言うと、以前にも紹介したこの英語の本で、またもや目から鱗が落ちたから。
例えばこれ↓
Come to here
Go to home
Study in abroad
どうしてこの場合だけ前置詞が必要ないのか?と、うっすら疑問に思った気もするけどそのまま丸暗記にシフトした。
今回、この本で段階を踏んで
①前置詞(to/in/on /from/with)は名詞にしかつかない
↓
②動詞を修飾するのは副詞
↓
③上記に出てくるHere(ここに)、Home(家に)、Abroad(海外で)はその前の動詞を修飾する副詞
だから、前置詞は必要ないということが腑に落ちた。
まぁ、これだって当時の私がこんなに文法用語並べられて(面白い!)と思ったかと言えば多分そうではない。
英語が好きで続けてきて、さらに大人になって苦手だと自覚のある文法を学びなおしている今だからこそ感じるだけだ。
しかも、最近我が家の中学生に英語を時々教えていて気付いたことがある。
大人にはなんだか分かる「ここ重要ポイント=テストに出る場所」はつい子どもに教えたくなる。
酷い点数ばっかりとって自己肯定感が粉砕されている我が子を前に、(ちょっとでもテストでいい点が取れたら自信につながって、英語も好きになるかも…)という下心がふつふつ湧いてくるのだ。
若いがゆえに残酷だったかつての教室の私に教えてあげたい。
先生の真意は「勉強はできたら面白いんやぞ!どの教科でもええから最短の労力でそれに気づいてくれ!!」だったのかもしれないと。
この本の詳細は以下の投稿を↓