発売日に予約して、まちわびていた絵本が届きました!
目の前のことにすぐ気が散ってしまうふたりに共感しながら、あったかい気持ちで読み終えました。
「暮らすということが大事。
いそがしく、たのしくね。」
原作者の松岡享子さんはこの作品が遺作になられました。
文と、絵を担当された降矢奈々さんは現在スロヴァキア共和国で暮らしておられます。
ウクライナの隣の国で、避難してきたご家族を自宅に受け入れ、SNSでもたくさんの大切なことを発信してくださっています。
うちの娘さんは保育園の時は降矢さんの「めっきらもっきらどおん どん」が大好きで、今も夏になると「おっきょちゃんとかっぱ」を出してきて読んでは「スイカが食べたい」と言います。
日常を愛おしみ、いそがしく(漢字の忙しいではないのです)、楽しんで日々を紡いでいくからこそ、それを爆音で断ち切る全ての動きにも敏感に嫌だと思える。
やわらかい心に寄り添えるおふたりの絵本です。
暮らしを大切に繰り返すこのご夫婦の日々の営みが励ましになる。
1人でも多くの方に届くことを願います。