リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

本「セーラー服の社会史」井上晃著

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娘さんに「私もさぁ、いよいよ受験生のオカンとして何かした方がええんちゃう?」と聞いたところ「むしろ何ができるのか聞かせてくれるか?」と返されたワタクシ。

 

勝手に大阪の高校について自由研究を進めております。

 

まずは清水谷高校のことが書かれたこの本。

 

ローカルネタ満載かと思えば、「社会史」とタイトルにつくだけあってイギリスでセーラー服がどうやって子供服になり、外国に広がり、大正時代の女学生の制服として定着していったかをかなり調べておられます。

 

もちろん後半は清水谷高校を中心に、1920年代にどうやってセーラー服が導入されたか、戦争中は着れなくなったセーラー服のことも含めてしっかり教えてくれています。

 

勤労奉仕のこの写真が印象的でした。

 

1937年の勤労奉仕の写真はモンペというよりお揃いの柄のチェックのサロペットに麦わら帽子でちょっとぐりとぐらのコスプレみたい。

なかなか楽しそうに作業しています。

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それが1943年になると通学もモンペに。

もう帽子もかぶらずにガチのモンペで作業しています。

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実際に1945年6月1日の第二回大阪大空襲では高校にも焼夷弾が落とされ、学校で生徒4名、職員1名が亡くなっています。

 

戦後、平和と共に復活した清水谷高校のセーラー制がとにかくNHKの朝の連ドラに使われまくっている事や、目の覚めるような青色の変え襟が九州の一部と大阪しか見られないという事も初めて知りました。

 

これから清水谷高校の生徒の制服姿をジロジロ見てしまいそうな気がします。

 

他にももうひとつ個人的に建築が気になってる学校があってオープンキャンパスに行ってくれと娘にお願いしていますが「完全に興味本位やん。私の偏差値が追いつかんわ!」と言われたので、引き続き勝手に自由研究を進めたいと思います!キリッ!