このところリカちゃん和装沼にハマったおかげで針を持つことが増えました。
昔、近所のおばちゃんに教えてもらったアレコレが改めてよみがえる。
例えば「針は落としたらすぐ探す。知らんと踏んだらそのまま血管通って心臓に突き刺さって死ぬ」と脅されて震え上がった事(幼子を脅しすぎ!)
お陰で未だに針の扱いは慎重です。
「柄は合わせる。それだけで完成品のレベルは上がる」
これは本当にその通りだと思う。
そして、「編み物でも、縫い物でも、なんかあかんと思ったら引き返す。納得行くとこまで潔くほどき。こんなにやったのに勿体無いとか、やらしい事考えたらあかん。」といつも言っていた。
「え〜」と文句を言うと「イライラするなら今日はもうやめとき。なんでも頃合い大事やで」と、たしなめられた。
今回も写真のリカちゃんの帯が胴周りの帯幅の割に後ろのお太鼓部分の幅が広くなったことに途中で気がついた。
悩んだけどやり直しました。
やっぱりやり直してよかったと思った。
90歳近いおばちゃんはもう覚えてないだろうけど、縫ったり編んだりする彼女の側で受けた「英才教育」は、今も健在。
こう言うことを子どもは覚えているものなのかもしれないなぁ。