自分のSNSの4年前の投稿に、「今日から英語学習を再開」とあった。
週に一度1時間の英会話4年間続けてきて、どこまで伸びたのか、あるいは現状を維持できているのかは分からない。
でもここ一年くらい同じ先生に習っているのだけれど、その人の選んでくれる教材はいつも気付きが多い。
昔ベルサイユのばらを漫画で読んでマリーアントワネットが宝石にくるっていく描写があまりにリアルで衝撃をうけたものです。
幸いにもこの記事に出てくるブランドの品は私の手に届かないので、ある意味良かったのかもしれないなぁ…。
今日の記事はこちら。
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一流の宝石ブランドがミャンマーの軍事政権を資金面で支えている
※授業で気づいたり知った内容は赤字で追記(完全に私の復習用です)
世界的宝石ブランド数社で売られているルビーがミャンマーの軍事政権を支え、ミャンマーの民主的組織への弾圧を援助していると人権団体のグローバル・ウィットネスが指摘している。
グラフやブルガリ、ヴァンクリーフ&アーペルそしてオークションのサザビーは現実から目を背け宝石の最大供給国ミャンマー産とみられるルビーを販売していると同団体は伝えている。
↑Burying ones head in the sand.=(頭を土の中に埋め込む)=みて観ぬふりをする、現実をなかったように振る舞うという慣用表現
告発された30社のブランドのうち4社、ティファニー、シグネット、ブードル、そしてハリー・ウィンストンだけが、自社の製品にミャンマー産の宝石は使用していないと反論している。
「高級宝石ブランドは無自覚の消費者に、軍事政権の資金源となるような宝石を売りつけている」と同団体は批判している。
「ミャンマー産のルビーに”エシカル(倫理的/道徳的に公平な)供給源”はあり得ない。人々の愛情や繋がりの象徴として売られているジュエリーだが、その供給源の政権は腐敗しきっており、恐ろしい人権弾圧を行っている。供給源は恐ろしい人権弾圧と腐敗に加担している」
↑ steep in corruption=腐敗しきっている ※steep in は紅茶のティーバッグをお湯に浸すイメージで”分離しがたく染み込んでいる”感じらしい。
ミャンマーは世界最高のルビーの原産地であり、特に「サンシャイン・ルビー」と呼ばれる最高級品のルビーは2015年にサザビーのオークションで3033万ドルの値を付け、ダイヤモンドを抜いてに次いで世界最高額の宝石となった。
↑the world's most expensive gemstones other than a diamond.のotherを見落とした…
そのルビーの約9割がモゴック地方で掘り出されており、2月に選挙で選ばれた政権を転覆した軍事政権に極めて近い企業によって供給されている。そのうち一社は現在の軍事政権の国軍トップであるミン・アウン・フライン将軍が経営する軍事複合企業であり、この企業は英国、EU諸国、米国の制裁対象になっている。
アウン・サン・スーチー氏の前政権はこの問題に取り組み2016年にルビー採掘の免許発行と更新を一時中断した。これによって企業のルビーの掘削は違法となった。しかし、同団体の報告書によると非公式のルビー掘削ブームは続いている。2014年から2017年にかけてミャンマーのジュエリー採掘業界は毎年億1500万ドル相当を売り上げている。また実際の利益は20億7000万ドルともいわれている。
「もし軍事政権がこのライセンス事業を再開すれば10億ドルの業界を手中に収めることになります。これによって違法な権力の維持とさらなる非道な人権侵害に資金面での援助を与える結果となります。」
「宝石ブランド各社は供給ルートの透明性を厳格に求めるべきです」と同団体のクレア・ハモンド氏は語る。「責任ある供給元からのジュエリーであると確認が取れるまではミャンマー産のルビーを販売すべきではありません」
グラフ社は「今後購入する宝石の原産地については調査をより厳格に行う」と同団体に回答。ブルガリ社は「規制当局からの指示があるまではすべての国を供給チェーンから排除しない」ヴァン・クリーフ&アーペル社は今年ミャンマー産ルビーを販売したが「責任ある供給源の基準に合致している」と回答している。
↑「このブルガリ社のコメントってなんというかさぁ…」と形容に詰まっていたら先生がLawyerlyという表現を教えてくれた。Lowyer(弁護士)っぽいってことですね。なるほどなぁ。
サザビー、クリスティ、そしてボンハムからの回答は得られなかった。