何やら収支が合ってるんかなぁと漠然と不安になりつつ、家計簿を付けられない私。
でも細かくケチなので書店で見かけたこの本が気になっても定価で買う勇気はなく、その場でポチっとメルカリで購入。
ダメ男に引っかかる女友達と話してるような気持ちになるときもあるかと思えば自分の事かとギクッとする。
共感したり、反発したり、心配したり、安心したり、忙しくしているうちにあっと言う間に読み終わりました。
自分のブラック企業勤務時代や、派遣時代も走馬灯のように思い出す…。
(こんなうまいこと行くかなぁ)とか、(主人公が若いから救いがあるけどさぁ)とかうがった見方はいくらでもできますが、私よりさらに若い世代は私たち以上の非正規不安定雇用が当たり前の社会に放り出されて、一度踏み外せば、まさに恋愛も仕事もサバイバルなんだということも良く分かる一冊でした。
そんな殺伐とした中でも登場する女性たちが、暑苦しくなく自然体に助け合うシスターフッド的展開がなんかよかった。
それに比べて出てくる男たちが誰も彼も見た目は男前なのになんだか痛々しい感じ。
これを著者がわざと書いてるのだとしたらうまいなあ。
漫画も続編も出てるので、実写化も近いかもしれません(もうしてるかも?)
あれ?
そのために相手役で出てくる男たちは中身はどうあれ男前設定なのか?
そうなのか?
とにかくあっという間に読めるし、ちょっと考えせられるので気軽に手に取ってみてください。