自粛あけ一番最初の映画はこちら↑
2019年のカンヌ国際映画祭で絶賛されたという前評判のためか、この作品を監督したダルデンヌ兄弟はそもそも有名人なのか、前列2列は空けて、後ろの席も1席ずつ離れて座っていたとはいえ、座れる席はほぼ埋まるうれしい満席状態でした。
しかもテアトル梅田は売店でI'm back(ただいま映画館!)と言いさえすればワンドリンクサービスの粋なキャンペーンもしてました。
なにより、暗くなっていく満席の映画館でいろんな映画の前宣伝を観てる時点で「あぁ、私がコロナ自粛中に一番したかったことはこれだったんだなぁ」とじんわり。
で、本題です。
すごく良い作品でした。
子どもの柔らかい心が形作られる過程、一途な想いが爆発する瞬間。
周りの大人たちの途方に暮れたくなる切なさも含め、丁寧かつ映画としての完成度が異常に高い作品だと思う。
小さな町の一人の少年とその周りのひとたちだけを切りとった作品なのに、ずっとドキドキしっぱなしでした。
簡単に希望も絶望もさせてくれない。
簡単に消費されてしまう少年の恋物語なんかではない。
でも、こういう作品こそスクリーンでみるべき「映画」なんだと思います。
是非みなさんも体調を整えて映画館へ「ただいま」を言いにいってください。
あ、ちなみにこれからもテアトル梅田の上映ラインナップは面白そうなの目白押しでした!