リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

本「地図でスッと頭に入る アメリカ50州」とリモート英会話

f:id:tototomoton:20210914231855j:plain

 
今日のリモート英会話で驚いたこと。
 
今習っているアメリカ人の先生が学生時代を過ごしたデラウェア州は地元のデュポン社がめちゃくちゃお金を自治体に出すから税金がタダらしい。
美術館などの文化的なものにも湯水のようにお金を使うので市民は超安い値段でコンサートやバレエを楽しめる。
 
一番衝撃だったのが先生が学生時代にソ連が崩壊したらしいのだけれど、たまたま街に来ていたロシアのバレエ団が路頭に迷ってしまったらしい。
デュポン社が「今後5年間の団員の滞在費と活動費をまるごと出すからここでバレエを」と提案し、本当に5年間は10ドルくらいで超一流のバレエを観れたらしい。「人生であんなにバレエを観に行った時期は後にも先にもないね。」と言っていた。
 
何と言うラッキーな学生時代。
 
また前置きが長くなりました。
 
この本ですが、それぞれの州の事がよくわかるので例えば渡米予定のある人は持って行くと話のネタになっていいかも。

基本の情報を盛り込みつつも結構細かいネタも拾ってある。

試しにデラウェア州を調べてみたらこうあった。

 

産業界では有名で、米国を拠点とする新規株式公開企業の8割、フォーチュン500社の6割が、デラウェア州で法人登記をしている。
それは同州の会社法に、他の州にはない特徴があり、経営者にも大きな裁量権が与えられているからだ。法人税も安く、消費税、資産税なども課せられないので、国内外の多くの企業が集まる。

一方で企業の設立が容易で、金融秘密度が高いことから、タックスヘイブンではないかと、しばしばメディアから責め立てられてもいる。【35ページより引用】

 

ふーむ、美しい学生時代の思い出の陰には税金をびた一文払ってない富裕層の存在がちらつきます。

と、いうことで何州から読んでも、面白いのでお勧めです。