リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

中之島美術館

 

大阪に最近できた中之島美術館は連日行列の大人気らしい。

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我が家の中学2年生が先週末の金曜日に突然「行こうかな?」と出かけていき写真を撮ってきてくれました。

 

美術に興味があるとか初耳だったので「なんで?」と聞いたら「モディリアーニの絵の本物を見たい」と意外な返事。

 

詳しく聞いてみると小学校一年生の時に担任の先生が自分の好きな絵画のレプリカを5枚くらい教室の壁に貼り出して「1番好きな絵の所に行ってみてください」と言ったらしく、その時モディリアーニの絵の前にはうちの娘だけが立ったらしい。

 

その時に先生が「この絵だけ少し印象の違う作品ですね。でも私もこの絵がとても好きです」と言ってくれたと教えてくれた。

 

当時そんな授業がされていたことも知らなかったけど8年もたってるのにその事をまだ覚えている事にも驚いた。

よっぽど印象に残る授業だったのだと思う。

 

教師に限らず子どものそばにいる仕事は、何年も前に蒔いた種が思わぬところで知らないうちに芽を出すんだなぁ。

 

全国の保育、教育に関わってくださってるみなさんはそんな宝物のような瞬間を知っていて、すごく大変でも辞められなくなるのかも知れないな。

 

普段サイバー攻撃とか納期遵守とか、未入金回収とか在庫削減とかどっからどうみても殺伐とした仕事をしている私は少し羨ましくなったのでした。

 

あ、結局思いつきで行った娘さんはあまりの行列に諦めて周り散策して帰ってきました。

 

でも、大規模なモディリアーニ展はこれかららしい。

行きたいな。