最近ネット·フリックスの番組ばっかり紹介してて自分でもどうかと思うけど、興味深い東洋経済の記事を見つけました。
日本のフジテレビをはじめとする主要5社の年間の番組制作費は全部合わせても5000億円のところ、ネットフリックスは2018年にオリジナルコンテンツに投じた制作費は、120億ドル(1兆3,200億円)、2019年12月期には、153億ドル(1兆6,830億円)にまで増加しています。
そりゃテレビ見ない人が増えるわけです。
お金を使えばいい番組ができるとは思いませんが、因果関係は間違いなくある。
(こういう時にピッタリの英語表現はMONEY TALKS)
そして、ドキュメンタリーもかなり面白いものをオリジナルコンテンツで提供しています。
今回紹介するグレート·ハックはツイッターでロシェル·カップさんと言う方が紹介していたので観てみました。
アメリカやイギリスで過去5年くらいにケンブリッジ·アナリティカという会社の名前を聞いたことのない人はまずいないと言われています。
フェースブックなどのSNSで私たちが共有する情報やいいねをデータとして販売し、アメリカの大統領選挙やイギリスのEU離脱に大きな影響を与えた企業です。(現在は行っていた違法行為のために会社そのものが無くなっています)
議会での公聴会に告発者やフェースブックの創始者であるザッカーバーグも呼ばれ、かなりのスキャンダルになりました。
日本だと何故か対岸の火事のような印象であまりネタになりませんが、いまやこの情報の価値は石油の価値を上回っています。
自分自身がかなりのフェースブックユーザーなので正直怖いもの見たさもあり観ましたが、これからも使う以上、知っておくべき知識だと改めて思いました。
自分で判断しているつもりが、誰かに操作されている。
自分で判断してシェアしたはずの情報が、実はその出どころは「操作したい」人の意図で曖昧にされている。
私が上で紹介したネットフリックスの記事もたまたま見つけて興味を惹かれて読んだわけじゃなく、もともと私がネットフリックスについて投稿が多いから私の目に留まりやすくなっている。
画面を見ながら分かったつもりにならずに、情報は選別し、リアルで人と会おう。
このドキュメンタリーを観てそのことを肝に銘じました。
必見です!