リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

実家滞在 24時

なんのこっちゃなタイトルですが以前の投稿でも書いた実家のゴミ部屋を蘇らせるべく24時間だけ里帰りをしてきました。

 

コロナ禍ですので、ほぼ人には接触せず(母とは鍵の受け渡しのみ)夕方に到着し翌日の夕方に家の者にレンタカーで迎えに来てもらうというぴったり24時間の強行軍。

 

食事と5時間の睡眠時間をはさんで18時間を整理整頓と断捨離に明け暮れました。

 

 

 娘の私がいうのもなんですが母は善良な人だと思う。

18歳で家を出るまで母から人の悪口を聞いた記憶はない。

なみだもろくて、よく笑い、「制度を憎んで人を憎まず」が口癖だった。

 

人格が形成される最初の時期に(ちょっとやせ我慢であっても)こういう高潔さを親から見せてもらえたことは、ありがたかった。

 

20代前半に2人の娘を産み、ワンオペ育児をしながら定年まで踏ん張り続けてきた母。

 

基本的に真面目な彼女にとって買い物はストレスを放出できる手近な手段だった。

 

たくさんの趣味と友人、そして手仕事が好きな個人の嗜好も家にモノがあふれることを後押しした。

 

そして、善良であるが故に買ったものも、貰ったものも簡単には捨てられない。

重ねる年が捨てるかどうかの判断もおっくうにさせる。

 

長いことそんな母を放って置きすぎたのだよなぁと段ボールを潰しながらつくづく考える時間でした。

 

だってこんな30年以上前の私のボロボロの刺繍も出てきた。

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中学や高校の卒業証書も文集も、ゴミ部屋の奥深くから発掘された。

高校時代に美術で描いた私の自画像も。

 

家を出る時の私は未来しか見えていなくて、傲慢にもたくさんの気配を残したまま自立への一歩を踏み出した気になっていたんだなぁ。

 

残される側の気持ちの方が分かる年齢に差し掛かり親がいつまでも頼れる存在ではないことも実感する。

 

思いのほか家族とは何かを長いスパンで考えるお盆休みになりました。

 

と、いうことでこれだけの段ボールを排出し、

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メルカリの売り上げに相当する金額を払って業者に不要な家具を時間指定で回収してもらい、ゴミ部屋は素敵に生まれ変わりました!!!

 

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母がお知り合いから譲り受けた手刺繍のテーブルクロスが窓のサイズにぴったり!

 

また新たに買ったものに溢れかえるかもしれませんが、、、それはそれ。

 

親孝行をさせてもらえた24時間でした。

 

 

あ、最後になりますがたまたまネットで見つけた業者の方がものすごく良かったので、リンク貼り付けます。

すごいスピードと神対応でごみを持ち出してくれました!!!

 

huyouhin-pro.com