バイエル教則本は黒柳徹子さんの「窓際のトットちゃん」と並ぶほど日本で普及している本らしい。
私の子供の頃もピアノといえばバイエルでした。
だから、80年代後半から起こった「バイエルなんかドイツじゃ誰も知らない」「バイエルなんか実は実在していない」というバッシングがあった事を初めて知って驚いた!!!
この謎すぎるバイエルの事を地道に要領もそんなに良くなく(失礼)調査して掘り起こしていく著者。
子供の頃ほとんどバイエルの最初の方で挫折した私。
むしろバイエルはお近づきになりたいタイプの方ではなかったのに、この本は相当ドラマチック!
コスパの良いものが正義とされる昨今、こんなにも回り道しながら、細い糸をたどりながら、突き止めていく人の知的好奇心にとにかく脱帽!と、言いつつ最近ワークショップで帽子の作り方を習ったのでリカちゃんには帽子を被せてみる。
皆さんもこれ、ちょっと気になったら読んでみてください。