リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

続・窓際のトットちゃん(黒柳徹子著)

f:id:tototomoton:20231229220806j:image

黒柳徹子さんやお母さんのエッセイはこれまで結構読んできたし、正直言っていまさらトットちゃんの続編まで読まなくてもいいかなぁと思ったりしてました。

 

でも、今日本屋さんで「あとがき」を立ち読んだら(これは買わないとアカンやつや)と直感。

 

買って帰ってあっという間に読み終わりました。

 

疎開中、お父さんがシベリア抑留されている間のお母さんの活躍ぶりがすごい。

 

これまで出会ってきた人や、エピソードの蓄積が半端なく面白い。

 

同時代を生きてる人が、ケストナーリンドグレーンからも手紙をもらってるとか痺れるな。

 

私と同じように(いまさらトットちゃんもなあ)的スタンスの人は後悔するのでぜひ読んでみてほしい。

 

「窓際のトットちゃん」とは別物の、ものすごく面白い、とてもあったかい気持ちになることが共通している稀に見る良書です。

広島2日目・広島市内

 


f:id:tototomoton:20231224203635j:image

f:id:tototomoton:20231224203632j:image

朝はホテルの窓から日の出を拝んでスタート!

ここからはリカちゃんの写真はないですが

f:id:tototomoton:20231224203722j:image

駅前のビルで目の前で広島焼きを焼いてもらう。

f:id:tototomoton:20231224203757j:image

チチヤスヨーグルトは広島の会社なんですね。

チチヤスサワー美味しかった!

 

f:id:tototomoton:20231224203831j:image

平和資料館で佐々木禎子さんの折った折り鶴の小ささと、親御さんに内緒で彼女がつけてた白血球と赤血球のメモにグッとしました(死後に発見されたそうです)

 

親になってから来る平和資料館は初めてでしたが、何度でも訪れる価値のある場所だと思います。

 

短時間の弾丸旅でしたがチンチン電車にも乗れたし、やりたいことは詰め込んだけど全部やれた家族旅行となりました。

 

f:id:tototomoton:20231224204132j:image

唯一の心残りは岡山を通る新幹線の車窓から岡山名物の栗おこわ弁当持ったリカちゃん撮影しようとスタンバイして頑張ったのに駅名を撮り逃した、、、。

 

まぁ、またリベンジしに行こうと思います。

広島旅1日目・宮島

 

f:id:tototomoton:20231224202835j:image

良いお天気で、宮島はどこを切り取ってもリカちゃん映えスポットでした。

 

f:id:tototomoton:20231224202932j:image

 

唐突に現れる鹿も奈良に比べるとおっとりしてる感じ。

f:id:tototomoton:20231224203015j:image

たまたま見つけたこちらのお店の焼き菓子はすっごい美味しかった!

ずずぃっと入って行くとオズオズ出てくるワンちゃんも相当可愛いので宮島に行かれる方は是非こちらは訪れてみてください。

 

キモノムジン行ってきました!

f:id:tototomoton:20231201225313j:image

谷町六丁目無人着物屋さんが出来たと聞いて、リカちゃん連れて行ってきました!

 

(インスタで撮影許可は事前にいただきました)

 

f:id:tototomoton:20231201225413j:image

価格帯はほとんどが千円から!

しかも保護犬や保護猫の支援に売り上げの一部が使われるそうです。

お財布と動物の両方に優しいお店です。

 

f:id:tototomoton:20231201225443j:image

こちらの機械で金券を買って払うので千円札は忘れずに。

 

f:id:tototomoton:20231201225519j:image

帯もたっぷり!

f:id:tototomoton:20231201225647j:image

着物もずらり!

f:id:tototomoton:20231201225731j:image

こんな可愛い群馬の桐生織の帯を手に入れてしまいました!

糸巻き柄はお裁縫が上手になるから縁起の良い柄なのです。

私もリカちゃん着物のお仕立てに精進しなければ!

https://www.instagram.com/p/CoGiajPPzNX/

 

 

オープン長屋 in 南田辺

f:id:tototomoton:20231120180921j:image

初めて南田辺駅周辺に行って来ました。

 

地下鉄「田辺駅」徒歩0分の須田画廊さんで「この週末は近くでオープン長屋のイベントをしている」と聞いて早速歩き出す。

f:id:tototomoton:20231120181129j:image

途中のこの公園も、すごく雰囲気がある。

 

お目当ての長屋の外観です。

f:id:tototomoton:20231120181204j:image

今回は見れなくて残念でしたがこの長屋はいつか中も絶対見たい!

 

f:id:tototomoton:20231120181251j:image

長屋ってお庭が真ん中についてて不思議な作りだと思っていましたが各部屋に光を取り込む工夫なんですね。

 

f:id:tototomoton:20231120181344j:image

2階も見せていただきました。

ベランダからの絶景!!

向こうに天王寺のビルが見えるの不思議に思える昭和ノスタルジーな風情です。

こんな景色から帯などに使われる瓦の柄は生まれたのかなぁと思いを馳せる。

 

f:id:tototomoton:20231120181528j:image

一階は子どもにも優しいおばんざい屋さん。

f:id:tototomoton:20231120181727j:image

お隣は布やボタンも売っているリメイクやリフォームのお店。

同じ長屋でもガラッとテイストが変わるのが面白い。

f:id:tototomoton:20231120181832j:image

こちらのお店のミシンと雪柳がリカちゃんにも映えます!

 

このイベントは毎年行われていてもう13回目だとか。

来年は早めにチェックしなければ!!!

それにしても田辺界隈ほんとに興味深いなぁ。

 

本のある空間採集(政木哲也著)

この本を抱えて日本中の個性的な本屋さんを巡りたい!

f:id:tototomoton:20231119212055j:image

買って夢中で読みました。

とにかく紹介されているどの本屋さんも素敵で、行ったことのある本屋さんは(そうそう!まさにこんなお店!!)とまた行きたくなるたまらない本です。

 

なんと懇意にしていただいている須田画廊さんの甥っ子さんだったことを知って驚いたのですが、その須田画廊さんで原画展が開かれていると言うことでワクワクしながら行って来ました!

 

f:id:tototomoton:20231119212601j:image

サインがめちゃくちゃ可愛い!

f:id:tototomoton:20231119212630j:image

 

原画がどれも惚れ惚れするほど緻密!

 

ご本人の政木さんからいろいろお話も伺えてとても楽しい時間でした。

 

あ、以前もご紹介したオーナーのお着物が今日もとっても素敵でした!

 

f:id:tototomoton:20231119212838j:image

北海道土産のアイヌのブローチを帯留めにされたそうです。

以前の須田さんの着こなしはこちらも見てください↓

 

tototomoton.hatenablog.com

あふれでたのはやさしさだった(寮 美千子著)

f:id:tototomoton:20231118085825j:image

姉から送ってもらって本棚にずっとあったこの本。

 

奈良少年刑務所星野リゾートに買われて監獄ホテルとして再生するというニュースに触れて本棚から出して来てみた。

 

本当にたくさんの人に読んでほしい。

 

言葉が力を持つのは、心の近いところからやっと絞り出した言葉が人に伝わって、受け止めてもらった時なんだと思う。

 

「空が青いから白をえらんだのです」

 

すごい詩はすごい詩人が生み出すのではなく、人がその人生で感じて来たことを言葉にした時に生まれるのだなぁ。

 

「自立の反対は依存ではなく孤独」

 

その通りだと思う。

 

奈良少年刑務所は明治政府の司法省技官だった山下啓次郎が西欧諸国で30数箇所の刑務所を視察して、「犯罪者といえども人非人として手荒く扱うのではなく、人として尊ぶべきである」と、形にした近代建築らしい。

 

現代においても冷暖房も完備していない刑務所だったから、この本の中でも夏の朝の風が気持ちいいと言う詩を書いていた人がいた。

 

近代建築の古い建物では冬の寒さも相当だっただろう。

 

彼らが暑さに疲弊し、寒さに震えた場所は美しくリノベーションされて数年後には高級ホテルに生まれ変わる。

 

誠実に受刑者に向き合う教官たちのようなソフト面での良いところは、新しい施設でも繋がっていってほしい。

 

そしてこれだけ暑くなった日本でどんな場所にもエアコンはいる。

 

一世紀以上昔の明治の技官の学びがまだ生かされてないのは情けなさすがないか?