黒柳徹子さんやお母さんのエッセイはこれまで結構読んできたし、正直言っていまさらトットちゃんの続編まで読まなくてもいいかなぁと思ったりしてました。
でも、今日本屋さんで「あとがき」を立ち読んだら(これは買わないとアカンやつや)と直感。
買って帰ってあっという間に読み終わりました。
疎開中、お父さんがシベリア抑留されている間のお母さんの活躍ぶりがすごい。
これまで出会ってきた人や、エピソードの蓄積が半端なく面白い。
同時代を生きてる人が、ケストナーやリンドグレーンからも手紙をもらってるとか痺れるな。
私と同じように(いまさらトットちゃんもなあ)的スタンスの人は後悔するのでぜひ読んでみてほしい。
「窓際のトットちゃん」とは別物の、ものすごく面白い、とてもあったかい気持ちになることが共通している稀に見る良書です。