リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

映画「百年と希望」(西原孝至監督)

大阪は昨日シネ・ヌーヴォで「百年と希望」の初日でした。

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お久しぶりの友人たちを誘って行ってきました。

監督含め制作陣の挨拶もあった。

 

西原監督のこの映画は全然ドラマチックではない。

観ている側が無駄に興奮したり浮遊する場面を、監督は用心深く排除していると思った。

 

一つの政党を追ったドキュメンタリーならもっと違う作り方もあったと思うけど、こうやって淡々と日常の先にある生きづらさを「変えようとしている自分の近くの人たち」を描いてくれたから共感できたのだと思う。

 

私が女の子の母親だから余計にそう思うのかもしれないけれど、わたしはこんなにシンドイ世の中を次の世代に手渡したくはない。

 

2022年7月10日の参議院議員選挙の前に、たくさんの人が見てくれたらと思う。

 

「投票日前にやりたかった」という支配人の心意気に応えて大阪ではシネ・ヌーヴォで見終わったら800円のパンフレットにもぜひ課金を。

 

この映画は見終わった後で人と話り合うことで完成する作品だと思う。

 

その意味で、いろんな書き手と見終わった後の感想を確認しあえるような中身の濃いパンフレットでした。

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舞台挨拶でプロデューサーが「何度見ても泣いてしまう。悔しくて。その悔しさが希望なんだと思う」と言われていた。

 

西原監督はじめ、これを作って届けてくれた関係者の人に感謝したい。

 

背筋を伸ばして投票には娘と手を繋いでいきたいと思う。