ハーヴェイ·ミルクはアメリカ史上初めてゲイであることを公表して公職についた人物だ。
彼がサンフランシスコ市の市政執行委員に立候補し、落選し、再挑戦し、当選し、何を語り、何を成し遂げ、なぜ殺されたか、、、親しかった6人の関係者のインタビューを交えて作ってある。
彼の魅力、彼を後世に語り継ぎたいという多くの関係者の気迫、公正と正義を諦めなかった人々の姿が胸にせまる。
30年前この映画を買い付けてきて日本で試写をしたときに、配給会社パンドラの中野さんが「当時どのメディアからも相手にされなかった」らしい。
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今日は参議院議員選挙の投票日だ。
「生産性」と馬鹿の一つ覚えのように言い、同性婚や、選択的夫婦別姓すらいまだに認めない、今の政権にはっきりとノーという野党の候補者に投票を済ませた。
それがこれまで少しずつでも社会正義を実現してきた先人たちに続く一票だと思う。
同じく、ハーヴェイ·ミルクのことをショーン·ペンが演じた映画「MILK」(2008年)の中でこんなセリフがある。
I am not a candidate. I am part of a movement. The movement is the candidate.
候補者ではなく、私はムーブメントの一部なんだ。このムーブメントこそが候補者なんだ
自分がどのムーブメントの側にいるのか。
いたいのか。
それを選ぶ日。
投票を!