リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

本「藤野先生」(魯迅著)

お正月の帰省で小さい頃からお世話になった人のお家で過ごした。

f:id:tototomoton:20220108222641j:image

この書斎の主の、「おっちゃん」は92歳でいま入院中だ。

ここで文章を書いたり、本や読んだり、切手を集めたりしていたので、なんだか今もそこに座っていそうだ。

その部屋には小さいけど書庫がついている。

f:id:tototomoton:20220108222622j:image

小学生の頃から進学で家を出るまで、よくお世話になった場所だった。

 

今回も何冊か借りた中の一冊がこれ。

f:id:tototomoton:20220108223146j:image

あまりにも有名なこの人の文章を私は多分初めて読んだ。

日本に留学中の魯迅が仙台で出会った「藤野先生」の思い出。

 

なんかしみじみと良い短編でした。

 

会えなくても遠くの誰かの存在が、その誰かの思い出が、今の自分の一部になる。

 

「おっちゃん」の書斎が出会わせてくれた「藤野先生」

 

読めてよかったです。