昨年末から週に一回30分だけ中学生の娘さんと英語をしている。
先日、受動態の過去形をやった。
I made this cake.(能動態)
This cake was made by me.(受動態)
受け身は「Be動詞+動詞の過去形=~される」のシンプルな構文で、自分も丸覚えして同じ意味の文章を能動態にしたり受動態にしたりして数をこなして覚えた記憶がある。
日本語にもある概念だし、比較的簡単に理解できるはずと思ったら娘さんから
「前に「一つの文章に動詞は1個」って言うてたやん。これBe動詞と普通動詞と2つ出てきてる上に、どっちも過去形で意味不明やん。」
と、クレームがついた。
とっさに何も答えられなかった…。
後で調べたらBe動詞にくっついてるのは動詞の過去形ではなくて過去分詞なんですね。
授業を学生時代にちゃんと聞いていた人なら、受動態を教えるときに先生が「Be動詞+過去分詞」って言ってたことを知っているはずですが、私にとっては「分詞」は初対面。
以前に紹介したこちらの本↓
ここでもこんなことが書いてありました。
「動詞に形容詞の意味を分け与えた詞」だそうです。
ちなみに同じ意味で進行形は「Be動詞+現在分詞(~ing形)」なのだそう。
過去分詞も現在分詞も初耳ですが、そういわれてみればものすごい腑に落ちる理屈です。
丸覚えしてきた受け身や進行形の鍵穴にぴったり理屈の鍵がハマる爽快感!!
ひとりで納得&興奮して娘さんにウキウキ説明しましたが、
「それ後から辻褄合わせとるだけやろ。」
と、私と英語へのさらなる不信感を募らせる結果となりました…。
基礎がないと、そんな文法用語を使われても心は開けないのだろうなぁ。
私みたいにやみくもに覚えるタイプよりも、理屈っぽい娘さんの方がやれば力が着くと思うんですが、今のところ親子の勉強会は私の英語への理解を深め、キャッキャと英語を楽しむ母親と苦手な英語に苦しむ娘の溝も深めている気がするなぁ…。