英会話でCurrent affairsと言うクラスを取っている。
最初の30分くらいは「最近気になったニュース」について雑談。
クラスメイトがスコットランドの首相が400年前の魔女狩りを謝罪したという毎日新聞のニュースを持ってきたので先生と三人で話す。
そこで先生が連呼する「ナスティック」が良く分からんので
「どんなスペル?なにそれ?」と聞いたところ
「gnostic=グノーシス主義」だった。
検索したところ
古代神秘思想の一つでキリスト教からは異端視された。知ること(Know)の語源
と、ある。
Gは発音しないのに日本に翻訳された際にはグノーシスになってしまったのね…。
そしてKnowのKを発音しないのとほんわか似ている。
もう一つ連語したのが「セイタン」
こっちは、統一教会のニュースでよく耳にするようになった「Satan=サタン」でした。
IKEAがアイケアになり、エッフェル塔がアイフルタワーになるように、英語における
aの読み方は常に要注意。
さらにクラスメイトが「スコットランドに首相がいるの?」と聞くまで、私はその記事を何ら不思議に思っていなかった。
「国際的にはスコットランドはグレイトブリテンの一部だけど、独自の議会もあれば首相もいる。他の地域と比べて自治権も大きいのがスコットランドだね」と先生。
英会話は先生からもクラスメイトからも学ぶことが多いなぁ。
と、いうことで最近は英語の勉強怠けてたので今週の課題を和訳してみました。
AP通信の記事です。
アフガニスタンの人権活動家の苦悩
タリバンがアフガニスタンの実権を掌握して一年、著名な人権活動家のシーマ・サマーは祖国で起こったことに今も心を痛めている。
彼女はアフガニスタンの元女性省の大臣であり、アフタにスタン独立人権委員会の初代議長だった。2021年7月彼女はコロナ禍後初めて渡米した。その時にはアフガニスタンのガニ大統領が国外に逃亡し、その直後の8月15日に突然タリバンが政権を奪還することは予想だにしていなかった。
「祖国の大部分の人々にとって悲しい記念日となりました。とりわけ十分な食料が手に入らない女性にとっては明日がどうなるかもわからない状況です」とサマー氏は語る。
彼女は現在ハーバードのケネディスクールの人権センターでビジティングスカラーとして勤務し、最近自伝を上梓したところだ。
またアフガン女性に関わる慣習法についての義議定書を現在作成中だ。
米国のグリーンカードを取得しようとしているものの「正直、自分がどこで何をすればいいのか全く分かりません」と語っている。
彼女は帰国を望んでいるが、今はできない。
金曜日にAP通信のインタビューに彼女は答え、タリバンが全権掌握後に行った記者会見で、「政敵であっても謝罪すれば許す」と言ったことに触れ「人々のために学校を作った事を謝れというのか?」と語った。
彼女はアフガニスタンで長年にわたって迫害されてきたハザラーと言う少数民族でもある。
「病院や診療所を作ったことを謝るのか?タリバンによる拷問を禁止したことを謝るのか?死刑廃止の活動をしたことを?私は人生をかけて医師として人の命を守る活動をしてきた。変節して死刑を支持することはできない。人権擁護を謝罪すべきではないし、罰せられることではない」
サマーは23歳で医学生の時に人権活動家になった。当時彼女は小さな息子の母親でもあった。1984年、当時のソ連よりの政権は彼女の夫を逮捕し、それ以来彼とは会えていない。
彼女は息子を連れてパキスタンに逃れアフガニスタン難民のために医師として働き、その後アフガニスタン女性のための診療所を開設した。
タリバンが追放されたあとサマー氏はアフガニスタンに戻り、女性の権利を擁護するトップの地位に就いた。それからの20年で学校や大学は女性に開かれ、女性の社会進出は労働、政治の分野に広がり、女性の裁判官も誕生した。
この20年間、国内外で話す度に彼女は、アフガニスタンは団結し、差別をなくしていかなければならないと語ってきた。
「アフガニスタン政府には人々の支持が不可欠だ。そうでなければ負けてしまう」と。
この人の自伝、気になるなぁ。