リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

2021-01-01から1年間の記事一覧

本「モノと心を軽くする、私の断捨離」やましたひでこ監修

こっちも実家の片づけのイメージトレーニングのために借りました。 まぁこういうのはパラパラ気になったところを読めばいいので買って読むほどお勧めしませんが。 綺麗に片付いた部屋を観たり、なるほどなと思うところを参考にしたり、インテリア雑誌を読む…

本「寂しい生活」稲垣えみ子著

先日久しぶりに帰省して衝撃を受けました。 かつて自分の部屋だった四畳半が扉も開き切らない程モノにあふれておりました。 徹底的に捨てまくり、どうしても「もったいない」と思うものはスーツケース2つにつめて宅急便で自宅に送る。 古本屋さんに売ったり…

本「チャンリグ・クロス街84番地」(へレーン・ハンフ編者)

数年前にたまたま無料でHuluかNetflixで同じタイトルの映画を観た記憶があって、本屋さんで原作本を買ってみた。 へレーン・ハンフさんが著者ではなく編者となっているのはアメリカ人の彼女とロンドンの本屋の店員さんたちの1949年から1969年までの20年間に…

本「必死のパッチ」(桂雀々著)

以前に何かの書評で気になってたことを思い出して借りてきた。 「必死のパッチ」とは大阪弁でいうところの「必死のさらに上」を意味する言葉で「必死」と「死に物狂い」を足して、さらに「がむしゃら」をかけたようなものだ。 (本書5P「プロローグ」より) …

本「話すための英語力」(鳥飼玖美子著)

前回の投稿から普通に一ヵ月空いてしまった…。 ということで、久々にご紹介するのはこちらの鳥飼さんの新書です。 話すためのコツと言う意味でも色々と参考になる実用書です(たとえば失礼にならない反論の仕方とか)が、さすがと唸るのはやっぱり興味を掻き…

Netflix映画「モキシー~私たちのムーブメント」

このところ腰痛で寝たきりだったこともあり、Netflixで見逃していたドラマシリーズを一気に見ておりました。 まずは、「クイーンズ・ギャンビット」 公開された当初にものすごく話題になっていたのも納得の面白さでした。 チェスを知らなくても楽しめるし、…

映画「オフィシャル・シークレット」とイラク戦争

実は先月懲りずにまた字幕トライアルを受けました。 お題の映画がこちらのイギリス映画「オフィシャル・シークレット」 2003年のイラク戦争開戦直前にアメリカとイギリス諜報部の汚い裏工作を内部告発したGCHQ(英政府情報本部)の職員キャサリン・ガンの裁…

本「ライブ!スウェーデンの中学校」宇野幹雄著

ちょっと機会があって、この本を読みました。 日本人で20年以上スウェーデンの中学校の先生をしている方がいることも驚きでしたが、その授業内容やシステムや子どもたちの様子が「ライブ!」とタイトルに付くだけあってかなり詳しく知ることができます。 最…

たまにはU-NEXTのおすすめ映画

完全にNetflixばっかりに偏ってるのでU-NEXTはもう解約しようと思って、久々にログインしたら衝撃的な品ぞろえ!!! 取り合えず、すでに見ていておすすめなやつをお知らせします(誰にだ?) 追加で払っても観たいという人にはまず韓国からこの2作品↓ animo…

本「女の子はどう生きるか」(上野千鶴子著)

ベストセラー「君たちはどう生きるか」が男の子向けの本で、有名なルソーの書いた教育書「エミール」にはもっともなことがたくさん書いてあるが、最後まで読むと「以上述べてきたことは女の子にはあてはまらない」と書いてあるという。 女の子は、将来の夫と…

本「スゴ母列伝」(堀越英美著)

もう一冊、こっち先日のビブリオバトルで紹介されてて面白そうだったので、こちらもメルカリでサクッと買いました。 読みながら声を上げて笑ってしまい、面白さを伝えようとしたら家の者から「俺は他のことしてるから邪魔せんといて」と言われました。 (い…

本「つまらない住宅地のすべての家」(津村記久子著)

津村記久子さんの話はとても共感して読めるのだけど、長編ともなると引きこもりの連休がうってつけだと思ってメルカリでサクッと購入。 なによりこの装丁がすごく好み。 ある意味ジャケ買いでしたが、内容も面白かったです。 ただ普通に考えて異常に登場人物…

Netflix「スピードキューバーズ」

常に良い作品を教えてくれるお知り合いに「今ネットフリックスでお薦めなのは何?」と聞いたところ、意外なドキュメンタリーを勧められました。 「これ宣伝読んでも絶対観ようと思わないかもしれないですけど、40分だし観てください。ルービックキューブ?っ…

ビブリオバトル「温故知新」

以前ムビリオバトルについて書きましたが今回は生まれて初めてビブリオバトルというものにリモートで参加してみました。 「温故知新」というお題を聞いた時から以前読んだ「ある奴隷少女に起こった出来事」を紹介しようと思っていた↓ tototomoton.hatenablog…

雑誌TIME 2021年3月15/22日号  ギンズバーグ判事のカラー特集

この号のTIME誌で22-23ページはアメリカの最高裁判事だった故ルース·ベーダー・ギンズバーグ判事の必須アイテムだったつけ襟のコレクションを特集しています。 2009年にワシントンポスト誌のインタビューで彼女は「標準的な法服は男性向けに襟元はシャツとネ…

映画「ブックセラーズ」

新聞で映画評を読んで行きたくなって緊急事態宣言前夜の昨日駆け込みで観てきました。 大した補償もせずに生業を休めと言う政府への怒りを込めて売店でコーヒーもパンフレットも買いました。 会場は意外なほど混んでいました。 このマイナーそうな映画(失礼…

絵本「3人のママと3つのおべんとう」クク・チスン作

近所のまちライブラリーが桜特集をしている棚で見つけました。 なんだかどの人にも寄り添う様な優しい絵本でした。 うちの場合はおべんとうを作るのは主に相方なので私以上に「ええ絵本や」と内容が沁み込んだ様子です。 個人的には外に働きに出ている私は会…

絵本「アリーテ姫の冒険」 ダイアナ・コールス著

先日ジェンダー茶話会というのに参加して、日々感じているジェンダー(社会的性差)について話し合ってきました。 その時に「誰かに幸せにしてもらうプリンセスの話ばっかりでもやもやする」という話が出たのですが、なんと80年代にこんな素敵なお姫様がイギ…

本「服を買うなら捨てなさい」 地曳いく子著

昔はこういうハウツー本を読まないタイプの人間でしたが、最近は自分は時折こういう背中を押してくれる本がいるなと思っている。 これだけモノにあふれて暮らしていると自分で意識していないと、好きなものを購入してるつもりが買わされていることも多い。 …

本「共産主婦」イスクラ著

タイトルが気になって手に取った一冊。 その名も共産主婦。 なんじゃそら?と思って手に取ったら、どストライクに刺さる可愛い雑貨がたくさん紹介されていました。 東ドイツ、ポーランド、チェコスロバキア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、、、旧共産…

そんなに虫よけがいるはずがない

本当に何の事やらなタイトルですが、ものすごく久しぶりに薬箱や戸棚を整理したらいろんなところからこんなに虫よけ関連のものが出てきました。 どれだけ虫をよけたいのか。。。 どこにやったか分からなくなって毎年夏のキャンプやらなんやらの度に買い足し…

本「タテマエ抜きの教育論」木村泰子×菊池省三著

タテマエ抜きの教育論 これながいこと本棚の中で眠ってたのですが、人に貸したら「面白かったです」と返ってきたのをきっかけに読み終えました。 対談なので読みやすいし、大阪で子育てする立場としては読んどかないとな一冊でした。 私は教育に携わる仕事を…

本「片づけたくなる部屋づくり」本多さおり著

片づけたくなる部屋づくり 先月も断捨離本のことをブログに書いた気がするな…。 依然としてマウスは紛失したままですが、意地になって買わずにしのいでいます。 そうこの本にも テレビ、炊飯器、冷蔵庫の棚板やドアポケットの一部、布団カバーの替え…無くし…

このところのNetflixのおすすめ映画

最近なにかとソワソワしている春。 全然映画も観に行けず、NETFLIXですら新しいお気に入りを見つけられていませんが、以前に観て感想を書いた「ガーンジー島の読書会の秘密」が今月から観れるようになっています。 tototomoton.hatenablog.com Netflixも玉石…

本「これからの男の子たちへ」太田啓子著

タイトルは男の子たちへですが、誰にとっても大事なことが書かれていると思う。 以前に読んだ記事で「性被害の話になると「でもハニートラップとかもあるから」と言う人は交通事故の話で「でも当たり屋もいるから」と言うのか?」と書いてあって強烈な印象を…

本「ある奴隷少女に起こった出来事」(ハリエット・アン・ジェイコブズ著)

ある奴隷少女に起こった出来事 びっくりした。 とにかくものすごい力のある文体で読み始めたら一日で読み終えた。 1813年米国ノースカロライナ州生まれの黒人奴隷だった著者。 白人の作者よるフィクションだと思われていたこの物語が最近の研究で実際の黒人…

映画「あのこは貴族」

あのこは貴族 80年代生まれの岨手由貴子監督の作品。 普段あまり日本の映画を観ない私ですが、前宣伝を見たときの門脇麦さんの迫力と観た人がみんな絶賛しているのでこれは劇場で観といた方が良い気がした。 予感は的中でした。 ガールズムービーでも格差階…

国際女性デー

3月8日は国際女性デーですね。 写真は二人目の子どもを産んだばかりのころに母親が持ってきてくれたミモザの花束です。 「自由の国アメリカ」の第四話目は女性の権利がテーマでした。 1920年に女性参政権(合衆国憲法守勢第19条)が批准されたアメリカでも…

つぶやきで英語力をつける

感動したら誰かに伝えたくなり、その感動を共有したくなるものです。 「自由の国アメリカ(#amendnetflix)」にハマっていることを伝えるときに英語にするならどういえばいいかなと思ってまず頭に浮かんだのが I'm really into #amendnetflix. このintoは…

Netflix「自由の国アメリカ 闘いと変革の150年」その2

前回の第一話に続き、第二話も見終わりました。 第二話は奴隷制廃止と法の下の平等が謳われた「合衆国憲法修正第14条」が成立したあと、どれだけ残虐な黒人へのリンチが行われたかを詳細に伝える内容だった。 木に吊り下げられた黒人の周りで笑いながら記念…