リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

自由の森学園の食堂

やらないといかないことがある時に限って、ちかくの市民図書館「まちライブラリー」に行ってしまう習性はなんとかしたいですが、懐かしい雑誌を借りました。 11年前のku:nelです。 そしてこの特集に目が釘付けに。 埼玉にある自由の森学園の食事の美味しそう…

映画「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」

少し前に観にいきました。 これぞフランス!って感じの洗練された暮らしの中の細々した雑貨や壁紙に見惚れつつ、 まさにフランス!って感じのアモーレに盲目な主人公たちに圧倒される。 脇役を固める俳優さんたち(ヘルパーさん役の方が良かった)もみんな個…

本「僕のコーチはがんの妻」藤井満著

少しだけ知っている方の本なのでなんだか冷静に読めたかどうかは自信がない。 でもとにかく、玲子さんの勢いのある良い感じとそれを漏らすことなく綴る藤井さんの文章が素晴らしかった。 27ページに載っている「お見合い繰り返すけったいな人」というコラム1…

本「セーラー服の社会史」井上晃著

娘さんに「私もさぁ、いよいよ受験生のオカンとして何かした方がええんちゃう?」と聞いたところ「むしろ何ができるのか聞かせてくれるか?」と返されたワタクシ。 勝手に大阪の高校について自由研究を進めております。 まずは清水谷高校のことが書かれたこ…

Twitterの効用

人にTwitterをすすめられて始めてから数年。 最初の印象は「、、、イライラした人、多い?」でしたが、いいなと思うものをフォローしたり、お友達と交流しているうちに何だか楽しくなってきた今日この頃。 最近の楽しみは、全国の行ったこともない、そして行…

絵本「えんどうまめばあさんと そらまめじいさんの いそがしい毎日」

発売日に予約して、まちわびていた絵本が届きました! 目の前のことにすぐ気が散ってしまうふたりに共感しながら、あったかい気持ちで読み終えました。 「暮らすということが大事。 いそがしく、たのしくね。」 原作者の松岡享子さんはこの作品が遺作になら…

春はいかなごの釘煮

明石市がふるさとなので春といえばイカナゴの釘煮。 おかげで毎日お弁当が続いてます(茶色いな) 昔はおばあちゃんが巨大なタッパでたっぷり作って持ってきてくれていた春。 今は母の作った土佐分担の皮が入った釘煮。 こんな季節の味を引き継がずに食べる…

新学期!

春休み終了!!! スーパーの切花を買ってちょっとだけ机の上を片付けました。 やりたいことも、やった方がいいことも、読みたい本も贅肉も、なにかと溜まっていますがとりあえず朝起きたら暖かい春。 今日から子どもたちも進級です。 いってきます!

深まる英語への理解と娘との溝

昨年末から週に一回30分だけ中学生の娘さんと英語をしている。 先日、受動態の過去形をやった。 I made this cake.(能動態) This cake was made by me.(受動態) 受け身は「Be動詞+動詞の過去形=~される」のシンプルな構文で、自分も丸覚えして同じ意味…

4月最初の日

新しい生活に踏み出した方もいる4月ですね。 私は仕事を休んで子どもたちと里帰り。 なかなか体の自由の効かなくなっていく親や、お世話になってきたおばちゃんに、自分ができることは多くない。 小さな頃、自分が過ごした場所で自分の子どもがピアノの練習…

映画「SING 2 ネクストステージ」

今日、職場で同年代の子どものいる同僚2人が「家で子供に勉強を毎日教えてる」と言っていて、度肝を抜かれた。 こっちは春から受験生になる上の子に、下の子のお迎えとご飯とお風呂を頼んで、自分はレイトショーを観に行ったというのに、、、。 でも、日曜日…

映画「オートクチュール」

久しぶりの劇場での映画鑑賞。 美しくてあったかくてちょっと現実から浮遊させてくれそうなものを観たかったので「オートクチュール」を観てきました。 想像通りあらゆる画面が美しくて、不機嫌でお洒落で多様なフラン人女性がたくさん登場して、しかもシス…

中之島美術館

大阪に最近できた中之島美術館は連日行列の大人気らしい。 我が家の中学2年生が先週末の金曜日に突然「行こうかな?」と出かけていき写真を撮ってきてくれました。 美術に興味があるとか初耳だったので「なんで?」と聞いたら「モディリアーニの絵の本物を見…

雑誌「Casa✖️Brutus2004年9月号」

「昔はよかったねといつも口にしながら生きていくのは本当に嫌だから」と歌ったのはマキハラでしたかね? でもこの18年前の古雑誌は街ライブラリーで見つけてあまりの力のこもった特集に頭がクラクラ。 「昔の方が良かった」ものばかりではないことは重々承…

タッパウェアの効用

実は秋に受けた会社の健康診断では一年前より体重が2キロ半減っていました! 問診の時にお医者さんが「去年より体重が減りましたが心当たりはありますか?」と聞いてくれたので「夜8時以降はちょっと気をつけて食べる量減らしました!」と鼻の穴膨らませて言…

漫画「伊藤千代子の青春」(ワタナベ・コウ作)

前から気になっていたこの漫画。 原作の「時代の証言者 伊藤千代子」(藤田廣登著)をかなり以前に読んだ記憶があるけど、私は人一倍忘却力に自信があるので新鮮な気持ちで読みました。 戦前に日本共産党に入り、3.15事件で検挙され、獄中で夫の浅野晃にまで…

本「らんたん」(柚木麻子著)

予感はありましたがここまで面白いとは!! この前に津田梅子の伝記を読んでいたから余計に時代の流れがつながって「花よあらしよ」以来の稀に見る極厚の一冊を1日で読み終えました。 こんなに熱い女たちが勢揃いするお話を、たくさんの資料を読み込んで(巻…

津田梅子(大庭みな子著)

この本は満7歳でアメリカに派遣された津田梅子が10年後に日本に帰国するところから始まる。 後書きで鶴見俊輔は 「津田梅子のように大きな仕事を成し遂げた人については、その人が初めから偉かったように書くのが、日本の伝記作家の礼儀である」と書いている…

本「ヘルシンキ生活の練習」(朴 沙羅著)

ビックリした!本屋でたまたま一冊だけあって、ふと手に取った初めて読む書き手さんの本が、ここまで面白いとは!! あまりに面白いので家族にところどころ読み上げて、さすがに嫌がられた。 ここ数年でおぉぉぉって思ったレベルではブレイディみかこさんの…

「大邱の夜、ソウルの夜」(ソン・アラム作)

映画がこれほど面白い韓国で、漫画が面白くない訳はないと前から思っていた。 とても個人的な話なのに、あまりに普遍的だからあぁ、ここにも確かなオンナの連帯があるとじんわり思える。 ヒリヒリした部分を隠したり晒したりする2人の女(ホンヨンとコンジュ…

ぬくとう君は主夫の人(磯谷友紀作)

この作者の作品は「ながたんと青と」という漫画を以前にも紹介したことがありますが、こちらもとても良かった。 あとがきで「打ち合わせの時に編集さんが「女性の生きづらさはもちろん、男性のつらさもあわせて描けたらいいですね」とおっしゃっていたことが…

【ミュージカル】SINGIN' IN THE RAIN

【写真撮影の許可の降りているシーンです】 お知り合いに誘っていただいて、行ってきました!! なんと元々の映画も見たことのなかった私にとっては本当の本当の「雨に唄えば」初体験。 字幕は横に表示されるし、ストーリーを知らない私の(大丈夫かな?)と…

茶色でもいいのに

なんのこっちゃなタイトルですが、なんの話かというとお弁当です。 どうも緑とかプチトマトが無いとお弁当を諦めがちになる。 で、コンビニとかサンドイッチ屋さんを続けてると間違いなく体重がジワジワ増えるのです。 で、緑要員としてブロッコリーを買って…

本「翻訳者の仕事部屋」(深町眞理子著)

著者の深町眞理子さんは戦後の日本で大量の海外ミステリーやアンネの日記を日本に紹介してきた翻訳者だ。 最近、鬼籍に入ったおっちゃんが1930年生まれなのだけど、彼女はその翌年に東京に生まれている。 余談だがその少し前の1929年にアンネ・フランクも、…

映画「ウエスト・サイド・ストーリー」(スピルバーグ監督)

映画「ウエスト・サイド・ストーリー」を観てきた。 イントロから怒涛のように続く集団でのダンスのシーンはさすがに圧巻。 大スクリーンと良質な音響の劇場で観るのにうってつけのエンタメ作品でした。 プエルトリコ移民の女性に「Go back to the place whe…

本「京都一乗寺 美しい書店のある街で」(大石直紀著)

表紙の装丁の感じと、これはもう一乗寺の恵文社のことやなと思うとつい買ってしまった。 の、ですが残念ながらこの本の作風があまり楽しめなかった、、、。 ミステリーで人が亡くなるのは仕方ないにしても、殺される側の人が殺されても仕方ない酷い人格に処…

「これテストに出るぞ」の真意

学生の頃「ここテストに出るから聞けよ」って言う先生のことを教科を問わず小馬鹿にしていた記憶がある。 そんなこと言わなくても印象に残る授業をすればいいのにと思っていた。 なんでこれを思い出したかと言うと、以前にも紹介したこの英語の本で、またも…

「英国の鉄道員の制服」(石井理恵子著)

普段子どもの学校の制服や校則にぶつくさ言っておいて大きな声では言えませんが、実はまぁまぁ制服が好き。 こちらの本には英国内に100近くある保存鉄道(昔廃線になった鉄道を地域でボランティアや民間で復活させたもの)に集う鉄道好きの男たちの着こなし…

ニューヨークで考え中(近藤聡乃作)

前に「ダンス・ダンス・ダンスール」を投稿したときに、世界に目を開かせてくれる漫画がもっとあっても良いと書いて思い出した。 ニューヨークといえば近藤聡乃さんが綴るこの作品。 それはもう確かな画力もさることながら、わたしはこの人の文字がとても好…

アカンタレの記録

生まれた時からお世話になってきたおっちゃんが享年94歳で亡くなった。 血のつながりはないけれど、子どものいなかったおっちゃんとおばちゃんは、おばちゃんが長屋で始めた無認可保育所「こばと」の子どもたちを「みんなうちの子や」と言ってくれる人だった…