リカ活動家の日々のこと

リカちゃん人形に着物を仕立てて着せる沼に浸かる活動家。

2020-01-01から1年間の記事一覧

サキの忘れ物(津村記久子著)

サキの忘れ物 前に読みたいなと思った事を本屋さんで思い出せたので、購入。 津村記久子さんは以前一冊だけ読んだエッセイで、ご本人が色んな事にちょっとイライラした感じだったのでびっくりしたんだけど(この本の中の「喫茶店の周波数」という話は、面白…

ジョーンの秘密

ジョーンの秘密 夏休み最後に観たのは「ジョーンの秘密」 実話をベースにかなりドラマチックに変えてる映画ですが、ジョディ·デンチが出てる時点で期待が高まる。 そして、全然知らなかった話だったので衝撃でした。 1940年代のイギリスでケンブリッジ大学生…

思い、思われ、ふり、ふられ

思い思われふりふられ (☆ネタバレありなので観に行くつもりの方、読むつもりの方はご注意を!) 前回の投稿で書きましたが私はすれ違いがあり得ないほど勃発する少女漫画が好みなので、「思い、思われ、ふり、ふられ」(全12巻)は連載中からチェックしてい…

赤毛のアンの翻訳レッスン(再会のアン·シャーリー)

赤毛のアンの翻訳レッスン Anne of Green Gables 思いのほか深い赤毛のアン沼にどっぶりと浸かっております。 馴染みのあるお話とはいえ、原作が書かれたのは1908年。 100年以上前のお話だけあって最初は読みにくく(なんたってモンゴメリーは与謝野晶子と同…

アンという名の少女

アンという名の少女 更新まで長い間が空いてしまった。。。 と言うのもどっぶり沼にはまっておりました。 お知り合いから「ネットフリックスの赤毛のアンが面白いらしい。マシューがイメージどおりで」と聞いて好奇心で観始めたのが運の尽き。 めちゃくちゃ…

「風と共に去りぬ」のアメリカ

映画「風と共に去りぬ」 このシーンは子ども心に覚えている。 ものすごく美しいビビアン·リーの細いウエストを締め上げるマミー(メイド) 映画と本のどちらを先に観たのか今では記憶が薄れているけれど、小説も続編の「スカーレット」も読んだのは中学生だ…

えほんのせかい こどものせかい

えほんのせかい こどものせかい 保育士さんや絵本のことに詳しい方なら松岡享子さんも東京子ども図書館も有名なのかもしれませんが、私にとってはたまたま手に取った文庫本での初めての出会いでした。 この読み聞かせしている女性が松岡さん↓ 1935年に神戸で…

パブリック 図書館の奇跡

パブリック 図書館の奇跡 金曜日から公開中の「パブリック 図書館の奇跡」を観てきました。 もっとドキュメンタリー的手法の作品を予想していたのですが、11年も構想に費やして作られた映画だけあって、本当に話も演出もしっかり造り込まれていて良い意味で…

あなたのいえ わたしのいえ

あなたのいえ わたしのいえ ホームレスの人が図書館を占拠する「THE PUBLIC 図書館の軌跡」を見たばかりだったので、この絵本がとりわけ染みました。 家ってなんなんだろう?という問いかけを子どもと一緒に紡いでいく良い絵本だと思います。 加古…

総理通訳の外国語勉強法

こういうハウツー本を買おうと思う事はあまりなかったですが、この人の言語があまりなじみにのないアラビア語だった事と、最近ハングル語講座をテレビで見ているので「今から英語以外の新しい外国語を学ぶ日本人必読の書」というフレーズに興味を惹かれて読…

マルモイ ことばあつめ

マルモイ ギリギリに映画館に着いたら満席! 諦めきれずに夜の回を観ました。 「創氏改名」って四文字をいくら社会科の教科書で習ったところで、たぶんそのことの持つ意味は腹に落ちない。 こうやって他国の名前や言葉を奪っていった過程を普通の人の暮らす…

青の花 器の森 5巻

青の花 器の森 はぁ~待ちに待ってた5巻が昨日発売されました。 ほんとに小玉ユキさんの漫画はどれも好きだけど、この焼き物漫画はたまらん! 波佐見焼とか伊万里焼とか見るために旅行したくなります。 新刊が発売されるとネット上で1巻まるごと無料で読め…

レイニィー・ディ・イン・ニューヨーク

実はウッディ・アレンの映画って初めて観た。 ギリギリまで観ようか悩みましたが、あの早口のティモシー・シャラメをどんな風に字幕で追いかけてるのか興味があって飛び込みました。 レイニーディ・イン・ニューヨーク さすがに、アメリカで今ときめいている…

ハーフ・オブ・イット

とても完成度の高い、作品なのでみんな見て! The half of it 青春映画って言うのは誰かが誰かに出会ってすごく変化するその美しさを描くものだと思う。 この人生の中の「多感」な時期って、その渦中にいるときは全然気づかないけど、頭の中は嵐のように混乱…

コレット

実は英語字幕のトライアルで「コレット」という映画の課題が出されたので初めてこの映画を観ました。 colette-movie.jp 100年前のフランスのベルエポック時代の作家だけでなく、当時のサロンで交わされるアイルラド民謡も聖書もギリシア神話も手相も、、、あ…

ワイルドサイドをほっつき歩け

読む時間がなくても読みたいものは読み終わるものですね。 朝の時間に1章ごと読み進め、今夜読み終わりました。 この人の「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読んで沸き立つ興奮を抑えきれずブログに投稿をしたのはもう一年近く前。 tototomo…

ルース·エドガー

もうひとつ、気になっていたこの作品も観ました。 こちらはなんばパークスシネマで広い映画館でほぼ貸し切り状態・・・それにしても大きい映画館は検温もあるんですね。 初めてでびっくりした。 さて、ほぼ貸し切りでしたが映画としてはすごい見ごたえのある…

その手に触れるまで

自粛あけ一番最初の映画はこちら↑ 2019年のカンヌ国際映画祭で絶賛されたという前評判のためか、この作品を監督したダルデンヌ兄弟はそもそも有名人なのか、前列2列は空けて、後ろの席も1席ずつ離れて座っていたとはいえ、座れる席はほぼ埋まるうれし…

和訳「新型コロナウィルスによる致死率が低いのは日本人の民度が高いからか? 」★後半

前回に続き、後半の和訳もしてみたので載せておきます。 それにしても、一行ずつ訳すのは本当に勉強になります。 知ってるつもりの単語もいざ日本語にするとなると・・・。 時々はこうやって分かったつもりになって流し読みしがちな英文を日本語に置き換えて…

和訳「新型コロナウィルスによる致死率が低いのは日本人の民度が高いからか?」★前半

ジャパンタイムズにタイトルの面白い記事を見つけました。 www.japantimes.co.jp 北九州市立大学のロッシェル·カップ教授が書いている記事です。 とりあえず前半を和訳してみました。 日本在住のアメリカ人である彼女が麻生副総理の「民度」をどう感じたか。…

男社会がしんどい

ツイッターで絶賛されてるのを見かけたので、本屋さんで見つけてさっそく買いました。 開いてみたら漫画だった。 あっという間に読めるのに、ものすごく中身が濃い。 著者の田房永子さんと私はほぼ同世代で2名の子供がいて、たぶん保活の時期も、重なってい…

青のフラッグ

気にはなってたけど今まで読んでいなかった「青のフラッグ」を読みました。 主人公がコンプレックスを超えて成長していく王道の青春漫画。 私のジャンプコミックスへの偏見かもしれないけど、ちょっと無駄に引き延ばしてる感じのエピソードがある気がする。 …

恋せよキモノ乙女

自分で着れないくせに着物好きなわたくし。 この漫画も実は続けて買っています。 最初はそれほどでしたが、どんどん着物が可愛くなって面白くなってきました。 豆知識も増えるしおすすめです。 内容はたわいない恋愛ものですが、メガネ男子好きにもおススメ…

棚からボタ餅は落ちてこない

なんのこっちゃのタイトルですが、最後の字幕翻訳の授業がオンラインで終了したので忘れないうちに。 冒頭にみなさんの興味を惹くために、おいしそうなボタ餅の写真も載せておきます。 さて、今年は「交渉人」というサミュエル·ジェイ·ジャクソン主演の映画…

ミカン箱と石鹸の箱

CNNの記事に↓こんなのを見つけました。 直訳すれば「トランプのデモ参加者への対応によってモラルの石鹸の箱からアメリカは引きずり下ろされた」 調べたら石鹸の箱には、その上で人が演説するところから「非公式の場で演説する場所」という意味もあるらし…

娘心にブルースを(原由子著)

身内びいきで恐縮ですが、うちの姉の面白いエッセイを見つけるアンテナはかなりすごい。 何冊が送られてきた本の中でこれを手に取ったらあっという間に読み終わってしまった。 サザンオールスターズのものすごい大ファンって訳でもなかったのに、思い込みの…

逃げるは恥だが役に立つ

コロナで毎週火曜日に再編集された「逃げ恥」を観たら、改めて読みたくなったので全巻読み直してしまった。 そして、ドラマだけ観て、漫画デビューがまだの皆さんにはぜひとも、ドラマの話の続きにあたる、10巻と11巻(11巻は4月に発売されたばかり)…

自転車屋さんの高橋くん

ほぼ2か月おうち生活。 だてに引きこもっていたわけではございません。 自粛警察ならぬ漫画ポリスの「リモートパトロール」は抜かりなく、いくつかおすすめ漫画を見つけておりました。 その中のひとつがこれ! 今日久しぶりにいったリアル本屋で「重版出来…

イズィ&オズィ

ああああぁぁぁまた可愛いラブコメをNetflixで見つけてしまった! www.netflix.com 「はじめてのおもてなし」を観て以来、気になっているドイツ映画。 ドイツの格差カップルの王道ラブコメなんだけども、とにかく主役もわき役も全員がすごくいい意味でキャラ…

いつかはマイ・ベイビー

www.netflix.com 今回のおうち時間、私はNetflixなしでは到底乗り切れないと思うほど観てるわけですが、Netflix はラブコメの質も結構高い。 その中でも私のおすすめが「いつかはマイ・ベイビー」 相手役の男性が私の好きなランドール・パークなので何気なく…